飛行機輪行4回目にして初めてホイールバッグを使いフレームとホイール二つに分けて梱包をしてみました。自転車の梱包は奥が深く、人によって目的によって各々違うと思いまが、この記事があなたの自転車梱包のなんらかの参考になれば嬉しいです。
ホイールバッグを使用し飛行機輪行してみた

過去に2度海外に自転車を運びサイクリングをしてきましたが、その際は一つの輪行バッグにすべてを収納していました。しかし今回、中国東方航空の預け荷物の規定を読んでいると、どうやら自転車として荷物を預けても3辺の合計が158cmを超える場合は一路線に付き1000人民元(約2万円)の超過料金が発生するということなので、荷物を二つに分けてそれぞれを許容サイズ重量以内に抑えることにしました。だって合計で4万も追加で払うのであれば、ほかのもっと良いエアラインに乗りますよ。

フレームはフロントフォークを含めて外せるものはすべて外し、平行四辺形のフレーム内にすべて納める形に梱包しました。さながら現代アートのようです。毛布をかけていつもの輪行袋を折り畳み梱包用テープでグルグル巻いてギリギリ既定のサイズ内に納めました。
ホイールバッグはこちらを使用しました。信頼と実績のオーストリッチです。

ホイールバックのサイズは約70×70(マチが10くらい)なのでギリギリ規定サイズ内です。タイヤが付いたホイールを二本そのまま入れて空いているスペースに工具や一部に服なども入れて預けることにしました。
新千歳発、上海経由でハノイに行きましたが、結論から言うと往路復路ともにサイズを測られることは無く、超過料金は請求されませんでした。
特に新千歳でチェックインをした際にはカウンターはJALのスタッフさんが担当だったので細かく丁寧に希望を聞かれ、向きはこれでいいか、立てた状態を希望するかなどを質問され、二つとも自転車としてフラジャイルステッカーを貼って預かってくれました。

帰りのノイバイでのチェックインの際も普通の預け荷物なのか特殊手荷物なのかの区別をされることなく、なんとなく流れ作業で預かってもらいました。もちろん自転車であること、自立しないので丁寧に扱ってもらうようにお願いをし、こちらでもフラジャイルステッカーを貼っていただきましたが、特に問題はなくエクセスチャージも請求されませんでした。これはこれで良かったのですが、一つ不満があります。
到着空港によっては大型手荷物(特殊手荷物)を受け取る専用のカウンターがあり、通常自転車はそちらで受け取ることになるのですが、今回はノイバイ(ハノイ)でも新千歳でも通常の預け荷物と同様にベルトコンベアに流れてきました。一応自転車として預けましたが現場で荷物を捌くスタッフへ渡った後はおそらく通常のスーツケースと同様の扱い(ぶん投げ)を受けていたのでしょう。荷物を小さくすることによって、雑に扱われる可能性は高まるかもしれません。
なお、中国東方航空に自転車を預けたというブログ記事をいくつか拝見しましたが、普通の輪行袋でも超過料金は取られなかったと書いている人もいるので、何だがよくわかりません。ですが当日になって数万円余計に取られるのは避けたいので(それだったらもともと自転車が無料で乗せられる会社を選ぶ)、念のために私は規定サイズ、個数に収まるように梱包し、普通の荷物としても通用するサイズにしたというわけです。
ホイールバッグ使用のメリット

フレームとホイールを分けたことで、安心感がありました。それぞれしっかり梱包できるので一つにまとめるより故障の可能性は低くなると思います。ホイールバックには両面に段ボールを挟んで強度を上げることができたし、フレーム側もフロントフォークやディレイラーを外しすべてフレーム枠内に入れることができたので、変形や故障の可能性は極めて低い状態になりました。
そして、重さが分散され運搬も幾分か楽になったし、ホイールバックに服や小物を入れて預け荷物にすることもできたので、お土産なんかも多めに持ち帰ることができました。
乗るエアラインによってどうすべきかは変わると思いますが、レガシーキャリアと呼ばれる通常のエアラインの場合は預け荷物が2つまででおおよそそれぞれ20キロ、計40キロまで預けることができるので、特殊手荷物(スポーツ用品)としてではなく普通の預け荷物として余裕で乗せることができるでしょう。
なお、自転車が1台無料の会社や路線も存在するので、その場合はその会社の規定に従いそのまま乗せることができます。(ホイール、ペダル、ハンドルを外し輪行袋に入っていることが条件という会社が多い)。
LCCも良い意味ではっきり決まっているところが多く、過去にScoot、Tway、AirAsiaなどに自転車を乗せましたが、ネットでチケットを購入する際に一緒にスポーツ用品の枠を買っておくと当日そのまま乗せることができます。ちなみに料金はそこまで高くないので、その点LCCは料金が明確で助かります。
ホイールバッグ使用のデメリット

荷物の個数が増える
当たり前なんですが、荷物が一つ増えることはデメリットでしょう。もちろん重さは分散されるので結果的に運搬は楽になりますが、両手がふさがり機動力は下がります。空港に着いてしまえばカートがあるので、まぁそこまでの辛抱です。
走り出した後に荷物になる
私が購入したオーストリッチのホイールバッグは厚い生地を使用していて、重さはなんと500g(オーストリッチのサイトには365gと記載なのだが…)もあります。そして畳んでも上記のようなサイズになり、これを旅行中に常に自転車に積んで移動する必要があります。フレーム用の輪行袋も合わせるとトータルで1キロ程度になるし、貴重な収納スペースを圧迫します。これは大きなデメリットと言えるんじゃないだろうか。
まとめ:ホイールバッグを使うと楽になる

ホイールバッグを使用した輪行のメリットとデメリットをまとめると以下のようになります。
メリット
- しっかり梱包でき安心
- 重さが分散される
- 預け荷物の規定サイズ内に収まる
デメリット
- 荷物が一つ増える
- 旅行中に邪魔になる
- 自転車として扱ってもらえない可能性がある
今回必要に迫られてフレームとホイール、二つに分けての輪行をしましたが、いろいろ勉強になりました。重さが分散され負担が減るし荷物を入れるスペースが増えるのはいいのだが、実際に走り出すと袋自体が大きな荷物になってしまう。
今後どのように輪行をしていくか、いろいろ考えながら書きました。もっと軽くてかさ張らない自転車もあるんでしょうか、せっかくだから壊れるまでこの自転車で旅行をしたいと考えていて、そうなるとどのような方法がベストなのか、ベストとは果たして何なのか、そんなことまで考えだすともう頭が疲れてきて夜しか寝られなくなります。