【初心者むけゲーム開発ソフト】Construct 3 の始め方と学習方法

ゲームを作りたいけど、C++、C#、Java Script なんかの開発言語を学ばなければいけない、そう思っていませんか?

Construct 3 はそういったプログラミング言語を使用せず、ビジュアルベースでゲームを作っていくことが可能なソフトです。

日本語対応がほぼされていないという点を除けば、現時点で最も有用なゲーム開発ツールと言えるでしょう。

この記事では、その基本的なコンセプトと学習の始め方について触れていきます。

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Construct3はどんなソフトか

このソフトの最も大きな特徴は、「ノーコード」だということです。

ノーコードとは、コードを書く必要がないということです。コードとは、よくプログラマーが真っ黒な画面にひたすら英数字を打ち込むあれのことです。

例えるなら、マリオメーカーやRPGツクール(RPGメーカー)のように直感的かつビジュアルベースでゲームを作っていくことができる、それが Construct 3 なんです。

とはいっても、ゲームに動きを加えるためには若干のロジカルな考え方も必要です。でも、すべて選択式になっているので、簡単なゲームであればPCに不慣れな方やお子さんでもゲームを作ることができるでしょう。

ここでは詳しく触れませんが、条件 (condition) 動作 (action) で組み立てていきます。

たとえば、以下のような感じです。

  • 条件:プレイヤーが敵に触れる
  • 動作:プレイヤーの消滅

これに加えて、アニメーションを追加したり音を追加したり、様々なことを組み合わせてゲームを作っていきます。2Dのシンプルなゲームを作るだけであれば、難しい関数やオブジェクト指向的な考え方も不要です。

何ができるのかを知ろう

始める前にサンプルで遊んでみることをお勧めします。

このページではユーザーが Construct 3 で制作したゲームを実際にプレーすることができます。開いたページを下にスクロールし、面白そうなゲームの Edit in Construct 3 のタブをクリック、編集画面が開くので上部の再生ボタン(下の赤丸)をクリックするとそのゲームが起動します。

サンプルゲームはプレーするだけではなくて、編集画面で開くこともできるので、今後自分のゲームに加えたい動きや機能が実際にどのように作られているのか、それを勉強する際にとても役に立ってくれるでしょう。

でも、ビギナーにはとても難しく見えてしまうので、ここではゲームで遊んでみることだけにしておいたほうがいいでしょう。いちユーザーとしてゲームを純粋に楽しんでみてください。

Construct 3 にできることはとても多い、ということが実感できるはずです。

ブラウザで編集することが可能

ブラウザですべての作業を行うことができます。

普段お使いのブラウザ上でゲームの制作をすることができます。従来のソフトウェアのように自分のPCにダウンロードをして使う必要はありません。

ですので、最低限のスペックのPCで動かすことが可能です。そして、どこにいてもネット環境さえあればブラウザでエディタ画面を開けばすぐにゲーム制作を始めることができます。

ちょっとクセのある編集画面なので慣れるまでは見づらく感じると思いますが、それも時間とともに薄れていくでしょう。

何から始めればいいのか?

まずはこのチュートリアルをやってみましょう。

BEGINNER’S GUIDE TO CONSTRUCT 3

見下ろし型のシューティングゲームを作っていきます。矢印キーでキャラクターを操作し、マウスポインタの方向を向きつつクリックで弾を発射できます。

アレンジ次第でもっと面白いゲームになりそうな、チュートリアルとしては最高のものでしょう。

このソフトに何ができて何ができないのか...今後学習を進めていくうえでの大事なきっかけになるはずです。まずはこのチュートリアルを終わらせてしまいましょう。

無料で使うことができる

Construct 3 は無料でゲーム制作を行えます。

ですが、本格的なゲームを作り公開したいのであれば、どうしても有料プランが必要になってくるでしょう。

無料プランではレイヤーとイベントの数に制限があり、画面の切り替えを伴うようなゲームの制作は不可能です。

そして有料プランだと様々なプラットフォームに向けて公開し収入を得ることも可能になります。

ですが、無料プランでもゲーム制作における編集機能はすべて体験できるので、まずは無料プランで簡単なゲームを作ってみて、それから購入を考えても遅くはないはずです。

価格は年間100ドル前後です。これを高いと考えるか安いと考えるか...それはあなた次第です。円が高くなったタイミングで購入するのもありでしょう。

まとめ:2Dならほぼなんでもできるが…

マニュアルやチュートリアルが日本語非対応なのが一番の問題です。

エディタは日本語対応がほんの一部されているに過ぎません。(2023年現在)。

今後需要が増えていけばすべてが日本語対応されるはずですが、それまでは英語版で頑張るしかなさそうです。

現在のところ新しい情報はほとんど英語で公開されているので、最新の情報が欲しい人は頑張って翻訳するしかなさそうです。

そして、このようなソフトはやはり英語がベースで開発が進むものなので、ゲームに限らずプログラミングでやっていこう!と思っている人は英語が必須となっていくでしょう。

といっても、最近は優秀な翻訳ソフトもあるので、手間を惜しまなければ大丈夫なはずです。ぜひ、Construct 3 を使って頭の中にあるゲームの構想を現実のものにしていただけたらと思います。

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