クロスバイクを購入するとたいていフレンチバルブ(仏式)のチューブがデフォルトで付いていると思いますが、これはママチャリなどに使われている英式、車やバイクに使われている米式に比べ一般的ではなく、空気入れを探すのに苦労すると思います。
そんな扱いにくい仏式バルブを米式に変換するバルブの使い方、そして活用シーンなどについてのお話です。
仏式→米式への変換バルブの実際の使い方
1 キャップを外します。
2 普段空気を入れるときと同様に、ピンを回して緩めます(上げる)。これをしておかないと空気が入りませんのでご注意ください。
3 変換バルブを差し込んで回し入れていきます。差し込んだ直後はゴムのパッキンの部分が当たってなかなか入っていきませんが、押しながら回すとネジの部分に到達するので止まるまでしっかり入れましょう。
4 米式の空気入れで通常通り空気を入れます。なお、変換バルブを使用していると空気圧を測れないケースもあるようです。
※動画では携帯ポンプを使っているのでネジを回し固定していますが、自転車用の米式ポンプはレバーを引き上げて固定するタイプが多く、同じ米式でも自動車用のコンプレッサーはただ押し当てるタイプが多いですね。
5 空気を入れ終わったら逆の手順を行い終了です。忘れずに緩めたピンを戻して(下げて)おきましょう。なお、ピンを下げた状態でも変換バルブを装着することができるので、紛失対策として前後のどちらかのタイヤに付けっぱなしにしても良いと思います。
付けっぱなしでも外れることも、傷むこともありません。緊急時にすぐ使えるのでこの方法をお勧めします。
海外で乗るなら変換バルブはあったほうがいい

仏式の最大の弱点は、スポーツタイプの自転車以外には全く使われていないということでしょう。これはすなわち、仏式専用の空気入れを町で見つけることが非常に困難になるということです。
私は旅行の際、手動の携帯ポンプを使っており、数日に一回は空気を充てんするようにしています。そして当然、パンクをしたときにはゼロから空気を入れる必要があり、そんなときにもしもこのハンドポンプが壊れてしまったら大変なことになってしまいます。実際にハンドポンプは壊れやすいとも聞きます。
日本の都市部であれば簡単に仏式の空気入れを借りることができるでしょうが、海外の田舎道を走行中にパンクし空気入れが故障なんてしようものなら最悪旅の継続を諦めなければいけなくなるでしょう。ヒッチハイクしなければいけません。
でもこれを持っていれば、ガソリンスタンドはもちろん、小さな自動車整備工場や露店のバイク屋、タイヤ屋でも空気を入れてもらうことができるでしょう。もちろんなんらかの謝礼はしたいですね。
もしあなたの自転車のバルブが仏式もしくは英式だった場合、米式への変換バルブを購入しておきましょう。これがあるだけで安心感がぐっと高まりますよ。わずか数百円で安心を買うことができちゃいます。
最後に : 3つのバルブ形状について

最後にそれぞれのバルブの特徴を挙げておきます。
英式バルブ
ママチャリのバルブ。昔ながらの街の自転車さんが得意にしているのがコレ。
メリット
- 国内で最も普及している。パーツを入手しやすい
デメリット
- 他に比べ空気が漏れやすい
- 微調整が難しい
- 空気圧が測れない
- 虫ゴムが劣化しやすい
仏式バルブ
ほっそいロードのホイールに付いているのはほぼコレ。
メリット
- 軽量で高圧に耐える
- 空気圧の調整・計測が容易
デメリット
- 英式、米式に比べ一般に普及していない
- 雑に扱うと軸が曲がる
米式バルブ
バイク、車のバルブはすべてコレ。
メリット
- 耐久性が高い
- 空気圧の調整・計測が可能
デメリット
- 丈夫だが重く太い(わずかですが)
まとめ
ということで、自転車のバルブと変換についてのお話でした。
私は将来、自転車を新たに購入もしくはホイールを交換するなら米式対応にすると思います。そこまで細いタイヤを履くこともないだろうし、丈夫さ、普及具合を考えると米式が圧倒的に有利でしょう。まだ自転車を購入していない人は参考にしてください。
といっても、今回ご紹介したバルブを取り付ければいいだけの話なので、自転車を選ぶ際にもっと優先する事項はあるかと思いますが。