大げさなタイトルですがただの分解・清掃です。
先日の釣行で竿をしまうときに連結部分に砂でも入ったのか、ガリガリした感触だったので、早めに掃除しておこうと思ったわけです。川にロッドを入れてしまった場合などは清掃をしておくと固着やダメージを減らせます。
ちょっと面倒に感じますが、10分もあればできるので今すぐやりましょう!
ロッドの分解方法
まずはリリアンのコブをほどきます。コブをほどかないと、おしりから引っ張り出せないからです。ちなみに、リリアンと聞くたびに異国の美少女を想像するのは私だけではないはずです。
硬く結ばれている場合は、つまようじか針の先端を利用してほどきましょう。
次に竿尻についている栓を取ります。
私のロッドは画像のようなネジになっているので硬貨を使って取り外します。
私が使っているダイワのNEO TENKARAですが、このパーツが緩みやすく最悪の場合釣行時に取れてしまうのでたまーにちゃんと締まっているかチェックした方がいいです。
アマゾンでこの件について苦情を言っている人もいますが、100円玉などで一度ぎゅっと締めてあげるだけで、ひとシーズン使い続けても緩んでくることはありません。
栓を外したらすべてのパーツを引き抜いていきます。空中で傾けると大変なことになるので、床にやわらかい布などをひいて一つずつそこに落としていきましょう。
穂先が細いロッドの場合、最後のパーツが抜き出しにくい時があります。その際は無理して抜く必要はありません。
ロッドの清掃
栓を外しすべてのパーツを分解したらジャバジャバ水をかけて洗います。外側だけではなくて内側にも水が流れるようにしてすべての汚れが流れるようにしてください。
思っていたよりも泥が出てきてびっくりすると思います。この泥や砂が接合部分に入り込んで、カーボンに傷をつけたり、固着の原因になったりします。
晴れた日に屋外でやると洗いやすく渇きも早いのでおすすめですが、パーツは非常にデリケートなので、誰かに踏まれないように注意してください。
リリアンの確認
全てのパーツが完全に乾いたら、逆の手順でロッドを組み立てていきます。
先端のリリアンがついているパーツはなかなか入りづらいので、余っているラインで引っ張ってあげたりなど工夫をして入れてあげましょう。くれぐれも無理はしないように。油断をするとロッドが折れてしまいます。
組み立てが完了したら、リリアンにコブを作ります。そしてそれと同時にリリアンの素材が劣化していないか、穂先との接着に緩みはないかをちょっと引っ張って確認しましょう。
大物をかけたときにリリアンごとすっぽ抜ける、といったことがごくまれに起きます。後悔してもしきれないのでこの機会に万全にしておきましょう。
これで分解清掃が終了しました。最後にコインを使って下栓の増し締めをして完成です。お疲れさまでした。安心して大物と対峙できますね。