ここ数年、NHK-FMの音楽番組は黄金期なんじゃないかと思います。バラカンさんのWEサンシャインは言わずもがな、大友さんのジャズトゥナイト、赤坂さんと時東さんのラジマン(ギリギリ音楽番組だと思う)、そして木曜午前の六角さんと音楽好きの熱い番組がそろっていて「らじるらじる」の聞き逃しで何度も聞いてしまいます。
やっぱり好きなことを極めた人がそれについて自由に語る番組はどんなジャンルでも面白いものです。最近ではラジマンのビートルズ特集が激アツでしたね。「ジ」と言えば、ジ・アルフィーかーww
さて、そんな感じでラジオとは全然関係ないのですが、先日出かけてきました台湾鳥見旅行についていろいろ書いてみます。
一日目
タイガーエアで台湾へ
氷点下まで冷え込んだ11月末の朝、バックパックを背負い最寄駅から快速エアポートに乗り新千歳空港に向かいます。車内はそこそこ混んでいて座ることはできませんでした。私がまだ10代の頃の”快速エアポート”には外国人の姿は見られず、スーツケースを持った日本人旅行者や出張者をぽつらぽつら見かけるくらいで、乗客の大半は札幌へ向かう通勤客といった感じでした。
それが気がつけば車内には外国語が飛び交う状況になりました。インバウンドを体感します。年々国際線ターミナルは拡張され、確かに出かけるときにはとても便利になりました。成田を起点に考える必要はなく、韓国のインチョンかタイのバンコクを経由すれば西側諸国への旅行はスムーズに出かけることができます。
でも、世界がフラットになってきて日本人というだけでどこに行っても裕福に感じられた時代はもう昔の話となり、国内旅行と同等か下手すりゃ2倍くらい金がかかってしまう状況になった。日本が強かった時代にもっとたくさん旅行しとけばよかったなと後悔することがあります。
といっても、私は頭痛もちで虚弱体質なので仕方がなかったですね。それでも頑張ってあちこちに行けたと思います。
さて今回、台湾へ向かう便はタイガーエアを選択しました。もう一つの台湾行LCCはスクートとなりますが、こちらは出発が夜で現地に深夜着となってしまいます。頑張れば夜市に繰り出すことも可能でしょうが、やはり夕方に着いてゆっくり屋台で夕食を食べたいところ。ということで11時55分発のタイガーエアを選択しました。
エアバスA320neoの機内は満席で8割方台湾からの旅行者といった感じです。乗る飛行機の到着が遅れて搭乗も30分遅れましたが結局定刻に台湾の桃園国際空港に到着。早速両替を済ませて事前に買っておいたSIMを装着します。
SIMの購入
前回台湾を自転車で走ったときには到着時に空港でSIMを購入し店員さんにアクティブにしてもらいましたが、今回は事前にネットでSIMを購入していきました。
実際には5~10分くらい待てばSIMを購入できるんだけど、到着時は何かと疲れているし気も急いているので、事前に買えるものなら買っておきたいものです。
説明書にはSIMを挿入するだけで使えるぞと書いてありましたが、機種によってうまく接続できないことがあるらしく、どうやら私はそのケースだったみたいで、SIMの読み取りはできているんだけどインターネットにつながっていないという状態でした。
付属の説明書に従い、何度か再起動をしてみたりSIMの出し入れをしてみましたがそれでもネットにつながらず、さらに調べてみるとどうやらAPNというものを手動で設定する必要があるらしく、それを行いました。
説明書にユーザー名とAPNが記載されていたのでそれを手打ちで登録するとすぐに使えるようになりました。SIMを挿入しても自動でネットにつながらない場合は試してみてください。
今回は何とかなりましたが、万が一使えないと旅行に支障をきたすので、やはりカウンターで購入しアクティベートまでしてもらった方が確実だと思います。でも面倒だよなとも思う。基本カウンターでのSIM購入はクレカはダメで現金しか受け付けていないしな。
ホテルにチェックイン
宿は寧夏夜市のすぐそばだったので早速、鍋貼(日本でいう焼き餃子)、蒸餃(せいろで蒸す餃子)と鶏肉飯(ジーローファン、鶏肉汁かけごはん)を購入し普段はまったく飲まないビールなぞも飲んですっかり満足し、締めに豆花も一杯平らげ翌日に備えて早々にホテルの部屋に戻り横になりました。
初日はひどい頭痛に悩まされました。私は飛行機が大の苦手で、常に手に汗握りひじ掛けにしがみついて乗るガチガチスタイルで、ただでさえ頭が痛くなり緊張からドット疲れるのですが、この日の飛行機はおそらく私史上一番揺れたと言ってもいいくらいの揺れで、すっかり動揺してしまい、その疲れと緊張を引きずりほとんど寝られないまま翌朝を迎えました。
二日目
朝の鳥見散歩
そんなわけでおそらく2時間くらい寝たか寝ないかで空が明るくなってきたので仕方なくベッドから這い出して朝飯がてら鳥見に出かけます。
ホテルから15分くらい歩くと淡水という大きな川のほとりに出ることができます。早速上空には北海道ではほとんど見る機会がないツバメが舞い、シロガシラ、ハッカチョウ、カバイロハッカ、シキチョウ、クビワムクドリなどを観察することができました。やはり鳥の密度が違います。台北のど真ん中でもちょっと歩くだけで日本では決して見ることができない鳥に出会えるのでたまりません。
1時間くらいで20種くらいの鳥を見ることができてすっかり満足し、途中迪化街で朝飯を食べていったんホテルに戻り一息ついてから改めて出かけることにしました。最初の目的地は大安森林公園です。MRT中山駅から赤の地下鉄線に乗り10分くらいで大安森林公園駅に到着。
どこもそうなのですがMRTの駅は広々としていておしゃれです。この大安森林公園駅は公園の一部とつながっていてなんだかとても近代的です。欧米人建築家が手によりをかけて仕上げた感があります。
大安森林公園
もっとも鳥の密度が高かったのはこの大安森林公園です。地下鉄直結のこの広大な都市公園は、植生も考えられているのでしょうか、とにかく野鳥が豊富で、水鳥以外の平地の鳥はほぼ網羅できるくらいの素晴らしい野鳥観察スポットと言えます。
園内は平地で歩きやすく、森というよりは整備された明るい雑木林が延々続くような印象で、木々の密度の濃淡もあり単調な感じはしませんでした。地下鉄駅側に池があり、サギの仲間やカワセミを観察することができます。
周辺には台北野鳥の会の事務所、そして飲食店も多いので丸一日この辺をぶらぶらしても楽しめるのではないでしょうか。私は9~13時の間周辺を散策しました。
- キジバト
- コサギ
- ゴイサギ
- ズクロミゾゴイ
- アカハラ
- シロハラ
- クロヒヨドリ
- シロガシラ
- ゴシキドリ
- スズメ
- カワセミ
- バン
- シキチョウ♂♀
- タイワンオナガ
昼前に一度鳥見を切り上げて近くにある台北野鳥の会の事務所に行ってみました。皆さん忙しそうでインターンのような女の子だけが唯一相手にしてくれて少しだけ話をし買い物をして早々に立ち去りました。高雄の野鳥の会さんのほうが広くてフレンドリーな印象でした。
台湾で観察できる野鳥を網羅した「Birds of Taiwan」は一般の書店で購入できない(すくなくとも私は見ていない)のでこういった施設で購入する必要があります。台北野鳥の会が管理する関渡自然公園のネイチャーセンターでも売っていました。
やはり正確な同定には必須の一冊と言えます。特筆すべきはイラストのすばらしさです。今まで見たどの図鑑よりも美しくわかりやすいです。こういう後世に残る仕事をできる人はほんとリスペクトでございます。
再び鳥を見ながら公園を通過し地下鉄駅へ向かい、また赤のラインに乗り中正紀念堂駅まで戻り、そこで緑のラインに乗り換えて小南門という駅で降りて徒歩5分くらいで台北植物園の門にたどり着きました。
ここは自転車の乗り入れが禁止されているので前回は入ることができずに悔しい思いをした場所です。
この日、台北植物園のそば、総督府周辺で野球台湾代表の優勝パレードが行われていたらしくある程度の混雑を覚悟していましたが、遠くの方でパトカーのサイレンが聞こえた程度でまったく影響はありませんでした。
テレビはどこのチャンネルもこのニュースでもちきりで、台湾総統が直々に選手を招待しその功績をたたえる様子が何度も繰り返し放送されていました。すっかり台湾主将の今風イケメンの顔を覚えてしまったほどです。総統もエネルギッシュでなんだか活力を感じますよね、日本と比べて。
台北植物園
台北植物園も地下鉄駅からのアクセスが良好で人気のバードウオッチングスポットです。世界各地の植物が管理されており展示も工夫されていて草木が好きな人はめちゃくちゃ楽しめるんじゃないだろうか。私はもっぱら鳥専門なので上を見ながら歩きましたが。
人が多く普通の公園のように芝生の広場や東屋も少ないのでどうしても通行人の密度が気になります。しかし有名な観察スポットであることは間違い無いようで、私が訪れた日も多くのカメラマン(おそらく地元の方)が大きなズームレンズを付けたカメラで野鳥を探していました。
思っていたよりも鬱蒼としているので夏場は虫が多いかもしれません。対策をお忘れなく。この日は少し肌寒いくらいだったので虫も出ず、根っからの道産子の私にはベストコンディション。
アカハラシキチョウとクロエリヒタキはここでしか出会うことができませんでした。温室があるゾーンに立つアカギの老木に野鳥が集まっています。お勧めです。
園内にはカフェや食堂といったものは無いので、休憩をしたい場合は一度園の外に出る必要があります。鳥が出ない場合は西側に喫茶店やカフェがあるのでそこで時間を空けてもいいかもしれません。寒くなってきたのでしばらくコーヒー休憩を入れました。
- アオサギ
- シロハラクイナ
- バン
- カイツブリ
- シロガシラ
- シキチョウ
- アカハラシキチョウ
- クロエリヒタキ
- ゴシキドリ
夜はエビワンタンメンと泡菜(台湾のピクルス)を近所の食堂で食べ、迪化街の方へぶらぶら散歩し偶然見つけたおしゃれな本屋でしばし時間を潰し、また豆花を食べ水餃子を食べ、屋台で胡椒餅を買い肉汁でやけどをし、台湾ビールをグビグビ飲んで今日みた野鳥の顔を思い出しながらベットに転がり込みました。
夜市ってその日によって微妙に出店屋台が変わるんですね。二日間続けて同じ夜市に通ったことがなかったので知りませんでした。それにしてもなぜこの国はこんなにも治安がいいのだろうか。日本だったらガラの悪い連中が必ずたむろするであろう雰囲気なのに、そういう方々がほぼいません。道路に座り込んで酒を飲んでいる人も見かけない。不思議だ。
これは台北だけではなく、自転車旅の最中に立ち寄った小さな町でも同様でした。夜も平気で歩けるし(もちろん要警戒だが)おいしい屋台も遅くまで営業していて、そういう世界が好きな人にとっては本当にパラダイスだと思う。でも台北は都会すぎるから住むなら地方都市がいいなと思います。訪れた中では苑裡が良い感じだった。
三日目
関渡エリア
三日目、早朝から中山駅へ向かい淡水行きの電車に乗りました。乗車30分ほどで関渡駅に到着。目抜き通りの古い街並みにはいくつかローカル食堂があり、その一つで蛋餅、蘿蔔餅(激ウマ)、豆漿などでサクッと朝飯を済ませて、一度淡水のほとりに出て関渡自然公園の開園時間まで散歩がてら鳥を探しました。
ここでもシロガシラが優勢ですが、タイワンオナガの群れ、カワセミ、イソシギ、ジョウビタキなども観察でき、公園に入るまでもないくらいにたくさんの野鳥を見ることができました。
関渡自然公園
関渡自然公園は水鳥を集中的に見たい場合におすすめです。ですが散策できる範囲はとても狭く、マップには記載されているけど解放されていないエリアがあったりして、周遊するだけなら1時間程度ですべて歩けてしまえる程度です。
メインのネイチャーセンターには大型望遠鏡もありますが、湿地まではかなり距離があり、ほぼほぼシルエットクイズになってしまいます。南向きの観察で常時逆行という悪条件でもありますが...
私がなんとか同定できたのは、わかりやすいカルガモ、カワウ、セイタカシギ、コサギなどで、小型のカモやほぼ点にしか見えないシギの仲間は識別できません。双眼鏡しか持っていない場合は水鳥の観察は不可能でしょう。私は望遠鏡と三脚を持っていきましたが、それでもどの観察小屋でも距離がかなりあったので役不足でした。
でもだ、本気で水鳥を保護しようと思ったら、これくらいの距離感になって当然なんでしょうね。いろいろ勉強になりました。保護と鳥見はまったく別物です。
関渡埠頭周辺
関渡自然公園の周辺も面白い観察スポットになっています。湿地を縦断する形で公園の南を走る自転車道は歩道もあるのでマングローブ林の生態と干潟の鳥を期待できます。シオマネキやミナミトビハゼ(?)といったマングローブ干潟独特の生物も観察することができました。
北西に進むと埠頭がありその周辺も魅力的な干潟が広がっています。ここではツメナガセキレイやシギの仲間、アカモズ(たぶん、自信なし)を見ることができました。私は訪れませんでしたが、関渡宮というお寺もあり、こちらも有名な観光スポットみたいですね。
さすがに台湾到着から一寸も惜しむものかと頑張って鳥を見て歩きまわり足裏に疲れがたまっていたので、まだ明るいうちにホテルのある台北中心部へ戻ることにしました。一度部屋に戻り足裏をセルフマッサージしたのち最後となる夜の街へ出かけました。
私、おっさんなんですがすっかり豆花というスイーツにハマってしまい、3日連続で女子まみれの豆花店へ。タピオカと緑豆のトッピングの温かい豆花はちょっと寒く感じるこの時期にぴったりのスイーツでした。
この豆花、台湾で食べると無性においしく感じるんだけど、冷静に考えるとほぼ絹豆腐なんですよね、あんみつに絹豆腐をぶっこんだような食べ物なんだけど、それがまた絶妙な感じでヤミツキになります。
他に海鮮チャーハン、手羽先、肉粽(台湾風のちまき)などを貪り食い、すっかり満足しこの日も調子に乗って飲めないビールを胃袋に流し込み、鳥の顔を思い出しながらベッドに滑り込んだのでした。
四日目
最終日となる四日目。また頑張って早起きし脇目も振らず朝食屋へ。食べ納めとばかりに定番の朝食メニューを心ゆくまで堪能したのち、ワンチャンあるかもとギリギリまで近所の公園で鳥を探しましたがカササギしか出ず、仕方なくMRTの台北駅へ向かいます。
7時半のMRT快速に乗って空港へ。空港へ向かう各駅周辺では高層ビルがまだまだ建設中でした。いい感じの灌木林や湿地があるのだが、台北の市街地拡大の勢いは止まらない感じです。
到着時は何も考えずに普通電車に乗ってしまいとても時間がかかりましたが、今回は快速に乗ることができたので40分ほどでスクート便が発着する第一ターミナルに到着。早々にチェックインも済ませて出国をし、何かおいしいものでも食べてやろうといくらかお金を残しておいたのですが、出国後のエリアには飲食できるお店がほとんどなく、結局変なパン屋で変なパンを買わざるえず。デニッシュ生地をボロボロこぼしながら行き交うLCC機材(第一ターミナルはLCCが多い)を眺めて過ごしました。
保安検査に水分は持ち込めませんが食料は問題ないので出国前に空港内のコンビニなどで買っておくとよいでしょう。そして第一ターミナルの各搭乗口には水のペットボトルが売っている自販機があるのでコインをいくらか残しておくと役に立ちます。水のペットは25TWDでした。
余談ですが、タイガーエアとスクートは持ち込み飲食は原則禁止となっていて、機内アナウンスでもその旨周知がありますが、搭乗早々に隣のおばさんが旨そうな唐揚げを食べだしたりなんかして、有名無実と化しています。でも一応ルールなので申し訳なさそうに下を向いて隠しながら飲み食いするようにしてください。
帰路も空港の混雑が影響し出発が1時間遅れましたが、地上の遅れは空で取り戻すスタイルらしく、なぜか定刻で新千歳空港に到着しました。これが長時間のフライトであればそれくらいの遅れは取り戻せるのは理解できるんだけど、もともと3時間50分のフライトを一時間短縮するってスゲーよなと思った次第です。
スクートは機材のモデル自体は新しい(787-8)のですが、使い込まれている感じで私の席の読書灯がつかなかったり、座席表示が割れていたり、極めつけは塗装が一部剝がれていたりと大丈夫かと不安になりますが、腐っても787なのでLCCのわりに機内も広く感じ快適なフライトでした。スクートは2度目でしたが値段を考えれば文句なしです。私には過ぎた乗り物です。
台湾鳥見旅行のまとめ
航空券と旅費
最近は往復でちがうLCCという組み合わせでも大手の旅行サイトで取れるんですね、知らなかった。往路はタイガーエア、復路はスクートという選択をし、ホテルも台北市内の同じところで三連泊でよかったのでHISのパックで予約をしました。
往復航空券とホテル3泊で78000円でした。格安とは言えませんが昨今の情勢をふまえると悪くないでしょう。ホテルも必要十分で立地もとてもよく、前回台湾でドミに11連泊したことを考えると雲泥の差があります。やはりプライベートスペースがあるというのはいいものです。
意外に思われるかもしれませんが、ドミトリーは男の私でもちょっと恐怖を感じました。私はどちらかというと小柄で華奢なので大陸系の大柄な男たちに囲まれていると威圧感を感じるし、大声で怒鳴るように話す中国語にも毎回ビクッとしてしまいます。
話を戻しますと、3泊4日の台湾旅行で78000円、プラス交通費と食事代で一日3000円(約600TWD)のお小遣いがあれば事足りるので、合計約90000円となりました。この価格でさんざん鳥を見て周って好きなものを食べてなのでお得感があります。
前回は言葉がわからなくて注文できなかったものを食べることができたし、レア種は出なかったけど水鳥も観察できたので台湾への渇望は少し和らぎました。やり残したことは、檳榔体験と島東側の自転車縦走でしょうか。頑張ってお金をためてぜひ出かけたいと思います。
MRTを利用した鳥見スポット
初めて台北で野鳥観察をする場合は、MRT(台湾地下鉄)でいける範囲でも十分に楽しむことができるなと実感しました。もしあなたがほとんどの鳥を見つくしたベテランであれば、ツアーなどで山岳地帯へ行く必要があるとは思いますが。
今回は訪れませんでしたが、以下もMRTでアクセス可能で実績のある探鳥地らしいです。もう一度機会があれば訪れてみたいと思っています。せっかくだからヤマムスメは見ておきたいな。
ゴシキドリはどこで見られるのか?
台湾で初めて鳥を見る場合、多くの人はまずはゴシキドリを探すと思います。台湾島の固有種で南国っぽいビビッドな色彩なんだけど、特段珍しい種ということではなく、比較的簡単に見ることができます。数は多いです。
それでも、運に左右され、どこに行っても観ることができなかったという人もいるかもしれません。私は大安森林公園で数回、関渡自然公園とその周辺で数えきれないほど目撃しました。キツツキの仲間なので大きな木がある森にしかいないのかと想像してしまいますが、マングローブ林の上を飛んでいたし、なんだかよくわかりません。市街地の小さな公園に出ることもあります。
深い緑でヒヨドリくらいの大きさの鳥を意識して探すと見つかります。そして細かく動かずに同じ枝でじっとしていることが多いので、撮影はしやすいでしょう。ぜひ探してみてください。地鳴きはアカゲラを野太くした感じでやはりキツツキ感があります。
私のお勧めは大安森林公園です。もちろんほかの鳥も豊富ですし、アクセスも良く、飲食店も近くにたくさんあるので丸一日観察して歩けるでしょう。帰ってきたばかりだけど、また行きたくなってきました。