【2023台湾自転車縦走】必要な予算と日数、ルート選択、補給方法など

2023年11月、台湾を北端から南端まで自転車で縦走してきました。

予算、日数、行程、道路事情、飛行機・電車輪行、楽しみ方など、今後縦走をお考えの方のために記録を残しておきます。

なお、円安時に旅行したため思っていたよりは高くつきましたが、タイミングによっては総額10万を切ることも可能でしょう。

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予算はどれくらい必要か

飛行機代込みの総額は 117,183円 となりました。

11月2日に日本(札幌)を発ち、14日に帰国しました。LCCを利用したため、桃園国際空港に一泊(雑魚寝)、帰りは韓国仁川空港で一泊(雑魚寝)、という貧乏旅行です。

以下に主な出費を書いておきます。参考にしてください。両替時のレートは1TWD=4.86円

  • 往復航空券(札幌→台北/高雄→札幌) 48,179円
  • 飛行機輪行代(高雄→札幌間のみ) 600TWD
  • 両替手数料 112TWD(82+30)
  • 電話SIM(中華電信15日用) 700TWD
  • 宿泊費(10泊分) 5793TWD
  • お土産(お茶、パイナップルケーキなど) 1000TWD 
  • 書籍 1330TWD
  • サンダル 100TWD
  • 交通費(MRT、鉄道、バス) 648TWD
  • 飲食雑費 4083TWD

日数、走行距離と自転車

寄り道も加えての総走行距離は 671.6キロ となりました。

北端まで行って戻ってくる、南端まで行って戻ってくる、その分が少し無駄になってしまいます。純粋に北端から南端までの最短距離は500キロ強になると思われます。

なので、ペースが速い人は予備日を加味しても1週間あれば縦走は可能です。私はペースが遅いので実質11日間台湾に滞在しましたが8日目に南端にたどり着き、あとは鳥を見ながらブラブラして楽しみました。

自転車ですが、普段使っているクロスバイク(ジャイアントグラビエ)を持っていきました。分解が簡単にできメンテナンスが適切にされていれば十分可能です。

だけどパンク修理、ブレーキ・変速機の調整方法などは知っていたほうが良いでしょう。

道路のコンディションもよく、日本とほぼ変わりません。台湾ではサイクリングを楽しむ人がとても多く、自転車専用道も多く存在します。

なお、街のなかをちょっとサイクリングしたい人は、YouBikeというレンタル自転車のサービスがあるのでそちらをお勧めします。

飛行機輪行について

私は往路は Scoot(シンガポールのLCC)、復路は tway(韓国のLCC)を利用しました。

Scoot は重量が無料の範囲内であれば追加料金なしで自転車を乗せることが可能です。

tway は一台につき20000ウォンの追加料金が発生します。

帰路は高雄→仁川→新千歳と2回飛行機に乗ったのですが、1回分の20000ウォンしか請求されませんでした。これは高雄の空港で現地通貨(600TWD、日本円で3000円弱)で支払いました。

私はてっきり2路線分取られるだろうと思っていたので、ちょっとラッキーだったかもしれません。窓口の担当者次第かもしれないので、絶対とは言えませんが…

なお両社とも、自転車のチェックは日本の国内線よりかなり緩く、なかを開けて見せろとは言われませんでした。ですが、もちろん免責の書類にサインをする必要があります(壊れても弁償しませんよ、というやつ)。

重量はヘルメットや工具類も同梱し14.5キロでした。

パッキングはソフトケースで行ったので、万が一壊れたらバスか電車の旅にしようという覚悟で載せましたが、行き帰りとも壊れることもなく、ロストすることもなく無事に回収することができました。

なお、ディレイラーもペダルもハンドルも外しました。唯一心配したのはホイールのゆがみでしたがそれも大丈夫でした。

台湾の道路交通事情

台湾は日本と逆で右側通行です。

そして日本との大きな違いは、大量のスクーターの存在でしょう。

バイクは機車(大型バイク)と機慢車(スクーター)に大別され、自転車は機慢車(スクーター)と走行帯を共有することが多いです。

その量と騒音に最初は圧倒されますが次第に慣れていきます。慣れるまでは歩道を走行してもよいでしょう。日本と同様、歩道を走行しても咎められませんが、もちろんゆっくり歩行者優先で。

台湾自転車走行のコツなんですが、びくびくせずに堂々と直線的に走行することだと感じました。

信号は日本と同じ感覚で考えてOKです。でもなんせ交通量がすごいので、信号が変わってもすぐに飛び出さずちょっと間を開けてからこぎ出しましょう。若干無視気味の車両も多いです。

宿泊事情

宿泊施設はものすごい数があるので、もしお金に余裕があるのならまったく心配は不要です。

大手予約サイト、もしくはグーグルマップで「hotel」で検索をすればたくさん見つけることができます。

なるべく安く旅行をしたいのであればゲストハウス(ホステル、バックパッカーズ)の利用をお勧めします。詳しくはこちらのページを参考にしてください。

トイレと補給

トイレはコンビニ、駅、公園が利用できます。ほぼ日本と同じと考えて問題ありません。

水分補給はコンビニが便利ですが、円安の現在(2023年末)ちょっと高く感じると思います。コーラの600mlボトルで35TWDします。一番安い水(竹炭水)で15TWDくらいです。私は「貧乏水」と呼んで愛飲していましたが…

食料飲料の補給は「全連福利」というスーパーチェーンが安くて品ぞろえが豊富なのでおすすめ。

きっちり節約したい!という方は、ホテルやゲストハウスのウォーターサーバーで空いているペットボトルを満たしていくとよいでしょう。これで一日100TWDくらいは節約できるかもしれません。

体力と暑さ対策

島の西側は北端から南端までほぼ平坦で、高架橋くらいしかアップダウンがありません。なので体力的には問題なく、その気になれば日に100~150キロ漕ぐことも可能です。

最大の敵は日差しと暑さです。

北から南に向かう場合、常に正面に太陽があり、かつ走行車線側に日影ができないので体の前面が日焼けで大変なことになります。

南から北に向かう場合は、常に背後に太陽があり、腿の裏側と首がひどく日焼けするでしょう。だけど走行車線側に日影ができるので、午前中は涼しく快適に走行できます。

飛行機の都合もあるでしょうが、南端から北端へのルートの方が暑さ的にも道路的にもお勧めです。

交通機関で輪行する

自転車をこぐのがつらくなった時は輪行を選択しましょう。

私は3つの交通機関で輪行をしましたのでその詳細を。

MRT

桃園国際機場から直接自転車をこぎ出すのはちょっと面倒みたいなので、MRTで次の駅まで出てから自転車を組み立ててこぎ出そうと考えていたのですが、間違えて快速に乗ってしまい、かなり台北寄りの駅まで行ってしまいました。

自転車は分解梱包されている状態であればMRT内へ自由に持ち込みできます。が、空港からMRTに乗る際に、カートを使用できない区間が結構長いので、自転車が重たいと移動が大変です。

台湾鉄道(台鐵)

台湾の国鉄で、日本と同様、普通、快速、特急の区分があり、私は普通列車(「区間」と表記)を利用しました。

二つの方法があります。

  • 完全に分解梱包し普通の荷物として持ち込む
  • そのままの状態で専用の車両にのせる

駅構内、ホームも自転車をそのまま入れることができます。そのままの状態でのせるときは、大人の半額分を支払いチケットを購入し、自動改札の場合は2枚重ねて改札を通します。自転車専用の車両が先頭と最後尾に連結されており、周囲に気兼ねなく輪行を楽しめます。

詳しく別の記事で紹介する予定です。

高速バス

墾丁~枋寮間を高速バス輪行してみました。

私は前輪だけ外した状態で輪行袋に入れて床下の貨物室に入れ、ドライバーに「一人と自転車一台分」と紙に書いて伝えました。

料金は鉄道と同じ仕組みで、自転車は人間の半額分を請求されます。

あとで思ったのですが、おそらく、分解梱包している場合は自転車の料金は必要ないんじゃないだろうか。ドライバーが貨物室まで確認をしに来るということもありませんので。

貨物室は自転車をそのまま載せるに十分なスペースがあるので、サドルを下げればそのままでも大丈夫かもしれません。なお、始発から乗るとなにかと安心です。

座席は一列3人とかなりゆったりしていて、その分乗車定員も少ないので、貨物室が荷物であふれることもなさそうです。心に余裕があれば、試しに分解せずにのせてみてください。

支払いは現金でも可能ですが、ちょっと嫌な顔をされました。ほかの交通機関も頻繁に使う方は悠遊カードを準備しておくとスムーズかつ歓迎されます。

ルートの選定(縦走か環島か)

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