私は自転車でぶらぶらするのが好きです。
きほん自由だし、長距離も短距離もその日の気分次第で移動できます。
荷物はなるべく小さく軽くするようにして、飛行機やバス、電車にのせるときもパパっと装備の切り替えができるようにしたい、そう考えていろいろ工夫をしてきました。
そんな私の海外自転車旅の装備をご紹介していきます。参考にしていただけたらと思います。
収納場所と考え方
私はホテル泊をします。なのでテント泊or野宿の人には参考にならないかもしれません。予めご了承ください。
メインとなる収納はハンドルに取り付けたフロントバッグと、リアキャリアにのせたバックパックです。飲み物や工具は自転車本体に収納します。
自転車を含めた荷物の総重量は毎回20キロ程度です。
自転車関係(車体、収納、工具などすべて)が15キロ、そのほかの日用品が5キロという配分です。総重量で考えると、普通のスーツケースで旅行する人たちとそんなに変わらないかもしれませんね。
フロント、リア、車体に取り付けるもの、この順で以下で詳しく説明をしていきます。
フロント
私はハンドルに取り付けるタイプのフロントバッグを使っています。フロントバッグも選択肢はいろいろあるのですが、取り出しやすく中身が見やすい、ガバっと開くカゴ状のものがおすすめです。
私はもう販売していない古いモンベルのものを使っています。
こちらの商品もよさそうですね。トピークの商品は信頼性が高いです。
フロントバッグには以下の3つを入れています。
- ショルダーバッグ
- 一眼レフ
- 手ぬぐい
小さめのショルダーバッグ
小さめのショルダーバッグの中に貴重品などを入れておきます。これは自転車から離れる際はどんなに短時間でも必ず持ち歩くようにします。そういう意味でも軽くてちょうどよい大きさのものを探してください。
私は上記の商品を使っています。
中身はこんな感じです。
- パスポート
- サイフ
- スマホ
- ティッシュ
- 携行薬
一眼レフ
フロントバッグはすぐに手が届くので、旅先での貴重な瞬間を逃さずに撮影することができます。
構造上あまり重たいものは載せることができないので、注意してください。
私は70-300のズームレンズをつけた一眼で、古いモデルなので重さは1.2キロあります。かなり前の機種でさらに乾電池駆動のためめちゃくちゃ重たいのです。いい加減買い換えたいけど、壊れないので使い続けています。
手ぬぐい
タオルではなく、日本手ぬぐいをおすすめします。
暑い地方を旅するときには必需品です。水場を見つけたら濡らして顔や体をふきます。絞って自転車にくくりつけておくとすぐに乾きます。
ハンドタオルは乾きにくく汚れやすいので、チャリ旅には不向きと言えるでしょう。
リアキャリアにバックパック
リアにはキャリアを装備して、その上に普段使いのバックパックを固定するのが私の方法です。
自転車の収納と言えばパニアバッグが一般的です。でも、走行中は重心が低く安定していいのですが、輪行するときに持ち運びが大変になります。バックパックだと自転車本体とバックパック二つに荷物をまとめることができるので、機動力が格段に上がります。
キャリアは上記のものを使っています。
輪行の際には取り外さずに、前側に倒して固定しています。詳しくはこちらのページも参考にしてください。
バックパックは余計なものがついていないシンプルなものがおすすめです。長時間背負うことは無いので、ウエストベルトや背中に固めのクッションが入っているものは必要ありません。登山用は本体が重いのでお勧めしません。
大きさは40Lくらいで、縦長のものにします。上と下にリングがついているものだと、サドルとキャリアに引っ掛けて安定させることができます。
バックパックの中身はこんな感じです。
- 衣類
- 充電器具
- 輪行用品
衣類
下着とそのほかの衣類に分けて、ナイロンサックに入れています。靴下、下着、Tシャツを3組、薄手の長ズボン、薄手のジャケット、小さくなるダウンジャケットです。
予算に余裕があれば、アウトドアブランドの速乾性の下着とTシャツを揃えておくと、目的地到着後に洗濯しても翌朝にはすっかり乾いています。
スウェット地、ジャージ素材のものはかさばるし重たいのでもっていきません。ペラペラのナイロンや再生素材がおすすめです。
充電器具
普段使っているスマホのチャージャー、一眼の充電器、そして絶対に欠かせないのがモバイルバッテリーです。
私が使っているのはこれです。機種にもよるでしょうが3回くらいは満充電できるので、電池切れの心配はまったくなくなりました。
LCCの機内でも、充電切れの心配をすることなく、Kindleで本を読んだりゲームをしたりできるので、本当に重宝しますよ。
輪行用品
輪行に使う輪行バッグ、緩衝材、マジックテープなども一つにまとめてザックに入れ、バックパックに入れるようにしています。これに関してはフレームに付ける人もいるでしょうが、やはり汚れるので私はバックパックに入れています。
輪行袋はこれの前のモデルを使っています。
釣り具
釣り具はあったほうがいいでしょう。旅先での暇つぶしにもなるし、地元の人とも仲良くなれるチャンスです。
私は普段使っているテンカラ竿を持って行ってますが、海外では渓流が流れているエリアは急こう配がいやなので近寄りません。そのため、その竿に普通の餌釣りの仕掛けを結んで釣りをします。
一般的にはサッと取り出して投げることができるので、テレスコのルアーロッドと1000番程度のリール、汎用性が高い赤金のスプーンなどがいいでしょう。
本当はしっかりとしたものを持っていきたいけど、やはり重さが気になります。どちらを取るかですね。私は極力軽くしたい派です。
そのほか車体に付けるもの
車体に直接取り付けるものです。基本的にどこに行くときもつけっぱなしで外したりはしません。輪行の際もそのままです。
JOBY 三脚
最近使い始めたのですが、非常に便利です。
ハンドルに付けてスマホホルダーとしても使えるし、ガードレールや柵に引っ掛けて撮影することもできる。もちろん地面においてもOKとどんな状況下でも使える三脚です。
脚が短いのが弱点ですが、どこにでも置けるので、周囲のものをうまく利用しましょう。スマホ用、一眼用などいくつかラインナップがあります。
工具入れ
替えのチューブ、パンク修理キット、アーレンキー、10徳ナイフ、ヘッドライト、作業用の軍手などが入っています。これをフレームに取り付けています。。重さは1.2キロくらい。
基本的につけっぱなしで、まぁもし盗難にあったら運が悪かったと思って諦めます。
携帯ポンプ
パンクしてチューブ交換をした際に使います。これがないと詰みます。
なので極力信頼できるブランドのハイエンドモデルを買いましょう。ここはケチらないほうがいいところ。
万が一壊れてしまった時用に、車用の米式バルブからでも空気が入れられる変換金具を持っているとさらに安心できます。ガソリンスタンドはどこに行ってもありますが、仏式バルブに空気を入れられるポンプはほとんど見つけられないでしょう。
スタンド
スタンドは意見が分かれると思いますが、私は付けるようにしています。
やはりどこにでも自立して駐車できるというのは大きなアドバンテージと言えます。壁を探す必要もないし、店内から見える目立つ位置に駐車しておくこともできるので、盗難対策としても有効です。
飛行機輪行の際には一度取り外しフレームに固定するとよいでしょう。取り外しと取り付けが楽なものがおすすめです。
まとめ:自分のスタイルに合わせて
ということで、海外自転車旅&輪行をする際の装備について、お話させていただきました。いかがでしたでしょうか。
最初に書きましたが、私はホテル泊なのでこのように荷物をとても少なくすることができ、その分、気軽に思い立ったときにバスや電車で輪行できるように装備を整えています。
まだ海外輪行は経験が浅いので、少しずつ装備も変わっていくと思いますが、現状はこんな感じです。また変更があったら記事を書いてみたいと思っています。
くれぐれも、安全第一で海外自転車旅を楽しみましょう。