【2024/5/23】夕張川支流釣行

2024シーズン初釣行の模様をお届けします。

自分がうまくなったのか、ただ運が良かったのか、そんな悩ましいシーズン一匹目となりました。とりあえずファーストフィッシュがウグイでなかったことに感謝しなければいけません。

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シーズン一匹目

最初に入るのは夕張川支流では最も魚影が濃いと思われる某川のポイントです。

普段は下流域に入るのですが、新しい区間を開発したかったので地図で目星をつけておいたところから川に降りてみました。

釣り始めてから10分ほどで毛ばりをたたきに来る魚を確認。どうやら食い気はあるみたいです。コンクリート護岸がされている区間、深さは1mくらいだろうか、そこからコッソリとしたアタリがありゆっくりとあわせました。

この川、川底のヌメリが強くて、魚とのやり取りをするために下流に下るのも一苦労です。ラインが一方向に伸びきった状態を継続するとバレる可能性が高くなるので、頑張ってカニ歩きで魚と一緒に川を下っていきます。

チラチラ見える魚体は赤と金がキラキラしていてなかなかいいサイズなんじゃないかと、期待が膨らむと同量のバレる不安が広がっていきます。結局入渓地点まで下ったのちネットに納めることができました。

42センチと私としては大物に入る部類がなんとシーズン1匹目となりました。かつてないほど理想的なシーズンの始まりとなりました。

考え方の違い

引き続き35くらいのニジマスをかけますが、先ほどよりは小さいからあまり本気にならずに漫然とやり取りをしているとあっさりとバレてしまいました。

あまりにも願いすぎるとバレるし、適当にやりすぎるとそれはそれでバレる。そういうなんて言うか作為的な思惑が頭をよぎった段階でバレは確定するのでしょう。やるべきは真剣に対峙することのみ。

さてそんな感じで釣り上がっていくと、釣り下ってくる釣り人がいます。なんか私を見てマゴマゴしている(確かにヒゲサングラスフル装備なので恐いのかも)。よく見ると片手に餌釣りの延べ竿、肩には小型のクーラーボックス。

明らかにガチキープ勢と思われる容姿です。

ご挨拶をして、釣りの方向と釣果をお互いに確認し別れました。正直言って、こういう釣り人は好きではないのですが、こういう時はこう考えるようにしています。

たぶんあのご老人はこの川に初めてニジマスを放流した人で、長年自分で蒔いた種を収穫しておいしくいただいているのだろう。彼から見たら私こそよそから来た邪魔な釣りびと。キャッチアンドリリースってなんだよ、釣ったら喰えよバカヤロー。

考え方も経験も性格も、当たり前だけどそれぞれ違う...みんな違ってみんないい、そうなのだろうか...

ということで、彼の言葉「小さいのしか釣れんよ~」を信じ、クーラーボックスの中身が空っぽであることを願いつつ私は上流へ歩を進めます。

アオサギのコロニー

この日、水面下は活気に満ちていて、アタリは多くライズもたくさん見かけました。初夏のこの時期は河原の虫も出始めて魚もやる気に溢れている印象です。

ですが、粗雑なわたしの毛ばりにはしっかり乗ってくれず、結局手元まで寄せることができたのは先ほどの42cmと上記動画の約25cmの計2匹となりました。遡ること2時間半、ということで川を変えましょう。

移動の途中、アオサギのコロニーを見かけました。(電線かぶりでスミマセン)

小高い丘の上にある雑木林で、まだ葉が無かったのではっきりと営巣の様子を見ることができました。幹線道路沿いではありますが、夕張川も近く子育て環境としてはなかなかよさげです。

河原ではキセキレイやカワガラスがせっせとエサや巣材を運んでいます。この時期は鳥も見やすいし、魚の反応も良いので川歩きが本当に楽しい。虫もまだ少ないしちょっとしたパラダイスです。

ハクセキレイもたびたび見かけました。このハクセキレイ、街中にも出現する身近な野鳥のひとつですが、意外にも営巣の様子を見たことがないんですよね。家の近所ではスズメ、カラ類、アカゲラなんかが毎年巣をつくるのですが。

少し話がそれましたが、小休憩ののち昨年前半は入れ食い状態だった支流に入ってみました。どうも昨年のシーズン後半から様子がおかしいんですよね。ダムは無いはずなのに水量がかなり減ってヘドロも多くなった感じ。上流で何かしらの工事が行われているのだろうか。

それでもアタリは数回ありました。おそらく小型のニジマスです。フッキングにはいたらず。

行けば会えるイワナの渓

ニジマスの状態はつかめたので、イワナのご機嫌伺いに少し上流へ移動します。イワナしか出ないとわかっている川は便利です。だって行けば会えるのだから。

この川、水量が極端に少なくてポイントを探すのが大変なんですが、めぼしいポイントにはしっかりとイワナがついていて、きちんと反応があるので助かります。

それでもやはり、毛ばりをたたきに来るばかりでなかなかしっかりと口に毛ばりをくわえてくれません。そしてやっとのことで小さいですが1匹だけ手元まで寄せることができました。

途中、倒木の影からモンスターイワナが真剣な顔つきで飛び出してきてびっくりアワセになってしまいすっぽ抜けてしまいました。やはりいるんだな、それがわかればわたし的には十分です。ほかの誰か、腕のいい同行者に釣り上げてもらえばいいのだから。

面白いもので、流れの表層の狙ったところでピタッと毛ばりの動きを静止させてしばらく待つと、イワナがほの暗い倒木の下から顔を出してくる。かといってあまりギリギリを攻めると毛ばりをロストするし、そもそも魚が食いついたとき対処のしようがないんだよな。

そんな風に捕らぬ魚とのやり取りを想像して毛ばりを流さず眺めるだけのポイントの方が多いような気がします。

釣行データ

本流でも万が一ということがあるので長いラインをロッドに結び少しだけテンカラを振り振りしてみましたが、反応はあれど魚の顔を見ることはできませんでした。まぁ、初日だしさっきの42cmで満足しなければいけませんね。

結局日没ギリギリまで夕張付近をあちこち釣り歩きましたが、数の面ではイマイチな釣行となってしまいました。しかし反応は断続的にあったので、飽きずに釣りを続けることはできましたが。

天気と気温

  • 曇り時々晴れ
  • 現地最高気温22℃

釣った魚(30cm以下は約寸)

  • ニジマス2匹(42,25)
  • イワナ1匹(25)

確認した野鳥

  • センダイムシクイ(鳴)
  • コゲラ(鳴)
  • シジュウカラ
  • マガモ
  • アオサギ
  • カワガラス
  • キセキレイ
  • ハクセキレイ
  • アオジ(鳴)
  • ヤブサメ(鳴)
  • キジバト
  • ハシボソガラス
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