【2024/5/28】滝川砂川エリア釣行

ありがたいことに6月は数件ガイドのご依頼をいただいているので、その下見も兼ねて砂川方面に釣りに行ってきました。

空知エリアではもう新規で入る川は数少なくなってきたので、実績のある川の今のコンデションの確認が主な任務(?)となります。

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滝川砂川エリアの小河川

まず様子を見に行くのは昨シーズンの後半に激アツだった小河川です。この川、不思議なことに釣り人が少なくて、良型のニジマスがすれていない状態で無邪気に毛ばりにアプローチをしてきます。某豊平川のニジマスは本当にこの姿勢を思い出してほしいものです。

スレてはいないのだが魚が集まるポイントが限られているので、そこそこ足を使って(ただの車移動なのだが)探る必要はあります。下流のいくつかのめぼしいポイントでは魚の気配がなく、ちょっと心配になりましたが、いつも魚がたまっている大きなカーブにはちゃんと魚がついていて、私が釣りの支度をしている間にも大きめのライズが目の前で頻発しています。

第一投からアタックしてくる魚があって、ムムっとうなります。そして第二投でしっかり口にくわえてくれました。激しく体をくねらせて底の大岩や下流の倒木の中に逃げ込もうとむこうも必死に抵抗を試みます。そういう時は先方にキャッチアンドリリースですからご安心くださいと前もって伝えられたらいいのだが。

水中の魚体のサイズはまぁまぁといったところ。

そうそう、魚をかけてやり取りをしているときに、その魚の横にぴったりと並走する魚たちは何なんでしょうか。いつもと違う様子に心配をするパートナーなのか、ただのニギヤカシなのか定かではありませんが、ある程度大きな魚を掛けてやり取りをしているときによく見かけます。その並走する魚が掛けた魚よりも大きいことも稀にあり、そうなると無性に悔しい気持ちになったりもします。

一向に体力が減らない様子なのでちょっと強引にランディングを試みました。オフシーズンに制作したインスタネットのロンググリップが火を噴きます。グリップが長くなるだけでこうまで変わるのかというくらい、ランディング確度が上がり楽になりました。ほかに作っている人がいないようで、作れば作るだけ売れるのも意外なところです。

ヒバはもうなくなってしまったので今後は違う材で作っていくことになりますが、ご所望の方はお問い合わせください。取り急ぎタモが手に入ったのでそれで作ってみます。

もちろんロンググリップには弱点もあります。それは、全体のバランスが崩れる(ケースではなくグリッフ側に重心が移る)ので、ケースとグリップ終端の2点支持にする必要が出てきます。なので、何かで押さえたり、ストラップやマグネットキャッチを装着したりしなければいけません。

それさえ気にならなければ長いグリップはかなり有効です。インスタネットはネットをたたんで収納することができるため、全長を抑えることができ、その分長いハンドルを装着しても移動時に気になりません。

ちょっと長くなりましたが、きちんとランディングできました。計測38cm。色味の濃いフルメイクのニジマスです。それにしても幅広で傷一つないのには驚きです。釣られるのが初めてなんじゃないだろうかと思うくらいに無垢な印象でした。

まさかの2匹目

先ほどのやり取りでかなり場を荒らしてしまったはずなんですが、それにも関わらずまだ目の前ではライズが継続中です。どれだけスレていないんだ!と驚きつつまた毛ばりを流しますがさすがにそう簡単に2匹目のどじょうというわけにはいきません。

同じところで粘りすぎても良いことは何一つないので、なるべく誘いのライズは見ないようにしつつ上流を目指します。と言っても距離としては300mくらいの短い区間かつ、見慣れた風景なので気軽に鼻唄交じりで釣りあがっていきます。

先ほど釣ったポイント以外ではアタリすらなく、やはり魚がつくポイントがかなり偏っている印象。健全な川とは言えないかもしれません。脱渓点に駐車しておいた車に乗り込み川を変えようかと思案しますが、どうしても先ほどの誘いライズが脳裏をよぎるので、ちょっとだけ、時間を30分に限定してもう一度だけ探ってみることに。

そして数投したところでラインの動きがピタッと止まります。ドライ毛ばりなのにまったく水面に痕跡を残さずに吸いこむように毛ばりをくわえるから毎回驚いてしまう。

先ほどの魚とほぼ同様の大きさに見えますが、パワーがある。全然寄ってくれない。かといって下流には倒木エリアがあるのでそんなに泳がせるわけにもいかない。仕方ないので強引に浅瀬へ引き上げることにしました。

たぶん先ほど”寄り添っていた”魚なんじゃないだろうか。サイズは2㎝アップの40cm。やはりもう一度来てよかったです。夫婦共々私が釣ってしまった形になりました。

結局10分でしっかり結果が出たので、車に戻り常温の味噌汁をすすりました。やはり釣りには味噌汁ですな。昔タンザニアの田舎で日本人のおっちゃんが経営している居酒屋の隣の席に座っていたアメリカ人のおっさんが、みそ汁をすする前後に両手を合わせ目をつぶり合掌していたのを思い出す。ミソスープは和の味がするのです。

さて次に、北側を並走する川の様子を見に行きました。きちんと探るのは今回初めてで、街中の橋のそばの急斜面をクマイザサをかき分けつつ何とか河原に降り立ちました。全身に白い何かがくっついてイヤになります。

濁りが強めでいかにもウグイがいそうな川。

そして案の定しっかりウグイが出ました。彼らは毛ばりを丸呑みしがちなのでリリースに時間がかかります。いやほんと、勘弁してほしい。

おそらく長時間粘れば大きなニジマスも出るには出るんでしょうが、ウグイの顔を一度見てしまうと、急激にモチベーションを削がれるのは私だけではないはずです。ということで、釣り開始30分で引き上げることにしました。

本流は激流だった

昼休憩ののち、某本流に移動してみます。有力河川ということで平日にも関わらず河原にはぽつらぽつら人影が見えます。橋上からみた川の状態は良さげだったのですが、いざ河原に立ってみると水量がかなり多くて、少し後に来た若いお兄ちゃんも早々に立ち去った模様。

さすがにこれだけの激流だと魚を見つけるのは大変なので、私も諦めて支流を探ることにしました。上流にダムがあるのである程度水量はコントロールされている川なのですが、ここまで多いのは久しぶりに見ました。

雪代分の放出が続いているようです。毎年6月中旬になればベストコンデションになるはずなので、また来ようと思います。

支流に入ると一転して渇水気味で、水辺は藻が繁茂し嫌な臭いがします。最初に入った川もやはり渇水気味でした。

今年は雪解け後、4月5月はまとまった雨が降らなかったのでシーズン序盤にして早くもあちこちの河川で水が少ない状況になってしまっています。例年夏場はどの河川も渇水気味になり苦戦するのですが、今シーズンはより一層厳しい状況になるかもしれません。

二つの支流をめぐってみましたが、釣れたのは結局ウグイ1匹のみ。渇水気味で流水が弱くなり淀んでしまうとトラウトは姿を消しウグイの独壇場となってしまいます。たくさんのウグイの笑顔は見たくないものです。なんでこうも嫌われるのか。

かくいう私も人間界のウグイ的存在なので、その気持ちは想像に難くないのですが、ぜひ来世はきらびやかなトラウトの世界で高級ハンドメイドミノーを追い、銘木極上杢のランディングネットに掬われて、雑誌の表紙を飾ってみたいものです。

この日は羽アリが大量発生していて、その影響からだと思うのですが野鳥の出も多く、いつも以上に多くの種を確認することができました。

最初の川では久しぶりにカワセミも見ましたし、遠く森の中からはツツドリの声がし、上流のプールではマガモが羽を休めています。ハクセキレイは青虫を咥えて右往左往していました。

今日のくるま

ちょっと話が変わりますが、私は車を所有していないので、知人の車を借りることもありますが基本的に釣りに行くときはレンタカーとなります。今日はトヨタのライズという小型のRV車。この車、めちゃくちゃ良いですね。

ライズという名もツリカス脳を刺激します。あっちはライズ↗、こちらはライズ↘の発音がただしいのでしょうか。そのうち、日産ボイルとかスズキアタリとかも販売されるかもしれませんね。

このライズ↘、私のように渓流をめぐる人にとってはサイズ感もぴったりで、エンジンも力強く、マニュアルモード(なんと7速の設定!)もあるので悪路にも強そうです。買うならこの車がいいなと思いますが、いや、そんな余裕は金銭的にも心的にも持ち合わせていません。なんせ私はウグイなんだから、身の程を忘れてはいけません。

ニコニコレンタカーはアプリを使いクレカで決済を事前に済ませておけば、来店後キズのチェックを済ませてすぐに乗り出すことができるので本当に便利です。ガソリンスタンドがフランチャイズ契約をしているので、給油も返却時にできてストレスゼロで車を借りることができる。このサービスがあれば車はいらないとつくづく実感します。

出発までに長々と説明を受け、帰りは近くのガソリンスタンドで給油をしてそのレシートを返却時に提示していた時代がもはや懐かしい...レンタカーの話をしていると、映画「レンタネコ」の「私は何クラス?」の受付嬢を毎回思い出してしまうのは、なぜなんだろうか。

こういうことに関しては、何かと昔はよかったなとぼやきがちな「懐古厨」の私も、いい時代になったなと思うわけです。

今日は前回に続き数はそんなに出ませんでしたが、良型ニジマスを2本手にすることができたし、マップに掲載の河川の様子を確認することができたので、充実した一日になったと思います。

もう少し水温が上がって水生昆虫、陸生昆虫の数が増えてくれば、数はもっと出るのでしょう。6月は質量ともに満足のいく釣行を実現させたいものです。

釣行データ

天気と気温

  • 曇り時々晴れ(平均風速5m)
  • 現地最高気温16℃

釣った魚

  • ニジマス2匹(40,38㎝)
  • ウグイ2匹(≒20㎝)

確認した野鳥

  • アオサギ
  • ヒバリ(鳴)
  • オオヨシキリ(鳴)
  • カワセミ
  • コゲラ
  • アカゲラ
  • マガモ
  • トビ
  • カワガラス
  • ハクセキレイ
  • アオジ(鳴)
  • センダイムシクイ(鳴)
  • ウグイス(鳴)
  • ツツドリ(鳴)
  • キジバト

道中、12号線沿いのイタドリの茂みからオオヨシキリの声が聞こえてきました。コヨシキリよりも太くて大きくギキョギキョいう感じなので一度わかると聞き逃すことは無くなります。思っているよりも人間の生活圏に近いところで繁殖をするので、探してみてください。自宅近くの車どおりが多い空き地でも繁殖をしているのを見たことがあります。

相変わらず河畔林はセンダイムシクイの「チヨチヨビー」が優勢です。ほかにも聞きなれないサエズリをたくさん聞いたので、要勉強といったところ。もっと聞き分けができるようになると、川歩きも楽しくなるはずなんですが。

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