丸山遠見の滝へのルートと行程【支笏湖エリアの自然散策】

苫小牧、支笏湖エリアには美しい渓流や沢歩きに適したスポットがあります。その中の一つ、丸山遠見の滝をご紹介します。

いくつかのブログに紹介されていますが、ネット上には情報が少なく少し迷う可能性もあるため、訪れる人のためにわかりやすく滝までの道のりを説明してみようと思います。

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丸山遠見の滝までのアクセス

まずはざっくり、滝までの道のりを説明します。(2022年5月8日の記録

  1. 276号線、林道の入り口を見つける(A)
  2. 黄色い杭を左へ。林道を北東へ道なりに進む(B)
  3. 流木みたいなものが転がるエリアに出たら右を向き谷に降りる(C)
  4. 大きなエゾ松3本のところで左に川が見えるので、川に降りる(D)
  5. 川に降りたらひたすら川を遡上する

276号線、林道の入り口を見つける

苫小牧方面からだと276号線を支笏湖方面へ向かいます。札幌方面からだと支笏湖を過ぎて苫小牧市街地へ向かう276号線を進みます。

林道へ入る道はちょっとわかりづらいです。とりあえず以下のグーグルマップを参考にしてください。453号線との交差点にある信号機からは2.3キロほど苫小牧寄りの場所になります。

わかりやすい目印としては、札幌千歳方面から来た場合、追い越し禁止のオレンジのセンターラインが終わってすぐの林道入り口、となります。

入るとすぐに開けた場所に出ます。私たちはそこに車を停めて歩きました。ほかのブログの方はもう少し奥まで車で入っているようですね。

倒木などもあり道は良くないので、車高の低い乗用車の方はここで車を降りたほうがよいでしょう。地理院地図(A)の位置です。

黄色い杭を左へ。林道を北東へ道なりに進む

国道から100メートルほど歩くと、サイクリングロードに出ます。その手前に簡単なチェーンのゲートがあり、私が訪れたときは閉まっていました。カギは付いていないので外せるとは思います。

サイクリングロードを横切って、さらに道なりに進んでいくと、黄色い杭の分かれ道に行き当たります。ここは左前方の道(道なり)を進みます。私たちはここでさっそく迷いました。上の画像を参考にしてください。

その後も道なりに林道を進んでいきます。この林道は車が入ることができるくらいの広さがあります。周囲は放置された植林エリアになっていて、景色の変化がなく、初めて来た場合は方向感覚がわからなくなるの注意してください。

しばらく進むと林道が終わります。私が行ったときはそこに初めてのピンクテープがありました。また、流木のような、掘り起こした根のようなものが転がっていて(下の画像)、ちょっと地面が低くなっています。そこを右に進みます。

流木みたいなものが転がるエリアに出たら右を向き谷に降りる

ここから先はなかなかの急こう配を降りていきます。足元は落ち葉と土で崩れやすく足元が悪いので注意してください。その後の沢歩きも考えると、トレッキングポールがあると重宝するかもしれません。

急こう配を降りきるとまたピンクテープがあり、エゾマツの大木が数本直立しています。あまり見かけない大木で感動しますよ。ここまで来たら左に川が見えるはずです。夏だと葉が生い茂っているのでもしかしたら見えないかもしれません。慎重に行動してください。

川に降りたらひたすら遡上する

他のブログには、川に降りたらすぐに滝と書かれているものもありますが、この日私たちがたどったルートだと川に降りてから結構歩きます。

釣りをしたり鳥を見たりしていたので、40分くらい川を遡上しました。いずれにしても結構な距離を川歩きすることになるので長靴は必須ですが、深いところはほとんどないので、一般的な長靴(ふくらはぎ高)で十分です。

そんなに大変な沢歩きにはなりませんが、倒木が多いので身をかがめたりまたいだり、バックパックが枝に引っかかったり、なかなか苦労します。盛夏だとさらに大変かもしれません。

そんな感じで倒木をくぐりぬけたり大きな岩(イワロックみたいな岩がごろごろしています)のそばを歩いていくと、やっと丸山遠見の滝が視界に入ってきます。

まとめ:往復2時間の小探検を楽しめる

滝本体は近くの七条大滝に似ていますが、滝つぼがなく背の高い滝といった印象です。あまり人が入っていないせいか、ごみもほとんどなく水もとてもきれいで良いところでした。

遭難の危険はほとんどないと思いますが、油断すると危険です。以下のことに注意して、あくまで自己責任で訪れてみてください。

  • グーグルマップは精度が低いので注意
  • 方位磁針を持参する。(行きは北東へ、帰りは南西へ進む)
  • 長靴で行く、もしくは持参する(川を歩いたほうが安全)
  • 非常食、雨具などの軽登山の装備で入渓する
  • 複数のブログ、最新の情報を参考にする

最後までお読みいただきありがとうございました。くれぐれも気を付けて入渓してください。

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