【GIANT】グラビエとエスケープをスペックから徹底比較【買うならどっち?】

GIANTのクロスバイクで共にエントリーモデルのエスケープR3グラビエ

ここまで絞ったけど、決め手がない! そんな方に、この2車種にしぼって徹底比較をしてみましょう。

初めてクロスバイクを買う方向けになるべく専門用語の使用は避けて、ざっくりとした比較になっています。説明が足りない部分もあるとは思いますが、そこはご容赦ください。

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違いはわずかなので見た目と色で選んでOK

画像はGIANT公式ページより

以下で詳しく解説しますが、2台の違いはわずかです。選ぶ際のポイントはこの二つです。

  • あくまで純正のまま大切に乗っていこう、そんな人は見た目で選んでいいと思います。
  • 今後、パーツの付け替えをしていきたい場合は、ロードバイクのパーツが使えるエスケープR3、MTBのパーツが使えるグラビエ、こんな風に覚えておいてください。

では、結論に至った2台の検証結果を見ていきましょう!

カラー展開はそれぞれ特徴的(公式HPより)

エスケープR3は5色展開

ビビッドな印象で、GIANTのロゴがはっきりと見えますね。

ハンドルとシートポストはシルバーで統一されています。

軽快でスタイリッシュな見た目となっています。

グラビエは3色展開

どれも中間色でロゴはフレームにうっすらと見える程度です。ハンドルとシートポストは黒ですね。エスケープR3とは対照的です。

タイヤの大きさと色で、安定感を感じる見た目に仕上がっています。

スペックというよりは見た目の違い、イメージの違いが両者を分けているような...画像をクリックすると公式HPへとびますので、大きな画像で確認してください。

では色のほかに異なっているパーツを一つずつ見ていきましょう。

スペックの比較

画像はGIANT公式ページより

カタログの情報から、両者の違いは以下になります。

  • サイズ展開
  • 重量
  • フレーム
  • ブレーキセット
  • ハンドルバー
  • ホイールセット
  • タイヤ
  • カラー

以下で詳しく見ていきますが、それぞれ微々たる違いですので、この2台は兄弟みたいなものと言えますね。以下で違いを作っている部分を検証していきます。

フレーム

OLDの値が5ミリ違います。OLDとはオーバーロックナット寸法の略で、後輪のホイールをはさむ部分の幅、ということです。

この部分、それぞれの特徴が顕著に出ています。

  • エスケープの130ミリはロードバイクによく使われる。
  • グラビエの135ミリはMTB(マウンテンバイク)によく使われる。

これはホイール交換をする際の選択肢といってもいいですね。

エスケープのフレームにはロードバイクのホイール、グラビエのフレームにはMTBのホイールが流用できるということです。後述しますが、ホイールの直径にもこの特徴が出ています。

フレームの素材は同じグレードのアルミで軽量に仕上がっています。

ブレーキセット

これは共に、Vブレーキというブレーキの仕組みです。ホイールのリムを両サイドから挟んで制動するタイプです。

エスケープについているTEKTRO RX1は市販品のようですが、グラビエについているTEKTRO TB07ALはおそらく少し特殊なモデルで一般に流通していません。

でも、ともに一般的な仕組みかつ、安価なモデルということになります。最近はディスクブレーキのモデルが増えてきていますね。

シンプルなVブレーキもいいのですが、やはり泥や小石が挟まることが多いので、リムに傷がついてしまいます。そこは難点ですが個人的にはディスクよりもシンプルでアクシデントにも強いので、好みです。

ハンドルバー

両者ともにアルミ製のフラットバー(まっすぐな棒)です。

グラビエの方が4センチ長くなっていますね。といっても580ミリなのでそんなに広いわけではないです。

参考までに、マウンテンバイク用のハンドルは700ミリ前後もあります。そして、ロードバイクのドロップハンドルの幅は400ミリ~といった感じ。

ここに関しては両者ともまさに中間で、クロスバイク的な寸法です。

ハンドルの幅が広いと操作性が向上しますが、肩を開くので風を受けやすく直進性能に劣ります。逆にハンドルの幅が狭いと、体を小さくできるので風を受けにくいですが、操作性は落ちます。

ホイールセット

おそらくこの違いが両者を決定的に別物にしています。

まずは大きさですが、グラビエは27.5という規格でエスケープは700という規格です。700はインチで言うとほぼ27インチです。ということでグラビエがやや直径の大きなホイールということです。

色々調べましたが重さはともに2000gを超えるようで、スポーツ車としては重たい部類ですが共にエントリーモデルなので悪くない数字でしょう。

次にスポークです。24H、28Hと表記があります。エスケープは前輪のスポークが4本少ないホイールをはいています。少しでも軽くするためでしょうか。細かいところに違いが見られます。スポークが多いと丈夫になりますが、当然重くもなってしまいます。

タイヤ

グラビエは45ミリ幅、これはほぼマウンテンバイク用のタイヤの太さです。もはやクロスバイクとは言えない極太タイヤといった印象。

たいしてエスケープは30ミリ幅となります。少し前まで28ミリだったのですが、こちらも少し太くなったようです。

タイヤが太いと接地面が増えるので抵抗が大きくなります。この点だけを考慮すると、エスケープの方が軽い漕ぎ心地になりますね。逆にグラビエは段差やスキマに対して強く、転倒する危険は減るでしょう。

まとめ:足回りが少し違うだけでほぼ同じです

ということで、2台の違いを見てきました。

ここで重さの違いにも触れておきましょう。500gだけエスケープR3が軽くなっています。スポークやホイール、タイヤの重さ分に相当します。

  • カスタムをしないのであれば見た目の好みで選んでよい。
  • ロードバイクよりのカスタムを考えているならエスケープR3
  • MTBよりのカスタムを考えているならグラビエ

最初にも書きましたが、これらが今回の検証結果となります。

GIANTのクロスバイクはお近くの「サイクルベースあさひ」でも取り扱っていますし、スポーツサイクル専門店にも置いてあります。

通販をせずにきちんとプロが組み立てて渡すという形をとっているのも、私がGIANTを推す理由です。店舗で実車に触れて、見て、またがってみて、購入をお考え下さい。

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