帯広の友人にお願いして道東遠征を敢行しました。忙しいところ付き合ってくれました。ありがたいです。さて、雄大な十勝の大河で私のテンカラは通用するのでしょうか?
十勝のフィールドへのアクセス
十勝地方へは高速道路の使用をお勧めします。千歳の手前で道東道(帯広方向)への分岐があるので間違わないようにしましょう。
高速道路とはいえ片側一車線で対面通行の箇所も多いので、くれぐれもスピードの出しすぎにはお気をつけください。また、SAも極端に少ないのでガソリン残量にもご注意を。
鹿追町然別川中流域

憧れの十勝での釣りでドキドキしてまったく眠れませんでしたが、夜中に札幌を出て夜明けとともに待ち合わせ場所の鹿追町に到着。
道東道は長いトンネルが続くので夜道は外なのかトンネル内なのか、この世なのかあの世なのか、何が何だかわからないまま眠気が襲ってきてちょっと危険でした。
今日は良い天気になりそうです...とりあえず友人と合流し案内をお願いしました。
最初に訪れた然別川、鹿追町内の堰堤が連続しているポイントで3時間ほどゆっくりと釣りあがりました。
大物は確実にいるでしょうが、ルアー向きのポイントだと思います。川幅も広く深みも多いです。テンカラでは勝負にならない感じで、ひたすら対岸の草陰を狙って毛ばりを流しました。
腕の問題もあるでしょうが、20センチ前後のニジマスが20匹程度釣れたのみでした。改めて、本流用のテンカラの装備を整えたくなりました。3.6mのロッドでは歯が立ちません。
音更川上流域

然別川の単調な流れに少し飽きてしまったので、ほかの川に連れて行ってもらいました。
鹿追町から上士幌町を流れる音更川上流へと移動します。糠平湖の下流に位置するエリアです。車中で友人はヒグマの痕跡が多いという話をしており、徐々に緊張感が高まってきます。
音更川上流へは清水谷駅跡あたりから入ったところにある古い橋から入渓できます。
大小の岩が点在し、見事な渓相でした。時間は昼過ぎ、天気は快晴ということもあり食いは渋く、上級者の友人も苦戦していました。
音更川では私はボウズ、友人は20センチ前後のニジマスを数匹釣ってこの日は終了しました。一度友人のロッドに大きなあたりがあったようです。ですがあげられず。おそらく私に十勝の底力を見せたいと、友人なりに必死だったはずです。
広すぎて難しかった十勝の川

友人曰く、北海道内に限らず全国から釣り人が押し寄せる土地なので、そんなに甘くはないとのこと。
それをまさに体感した一日になりました。逆に私が主なフィールドとしている札幌近郊の川の方がプレッシャーも弱いし、魚影が濃い印象です。皮肉なものですね。
北海道に釣りに行く!と言って札幌近郊を主戦場にする人はまずいませんから。北海道の雄大さを象徴するのはやはり道北か道東でしょう。
北海道のスケールを体感するにはそれが正解だと、今回改めて思いました。2年間帯広に住んでいたんだけど、その時は金銭的に釣りをする余裕もなかったし、年齢的にもそれに気がつけませんでした。
振り返れば、久しぶりに友人とゆっくり話もできたし、天気も良く数も釣れたので(4時間で20匹ほど)充実した釣行となりました。
※ここ数年の台風や豪雨の影響で河川の状況が大きく変わり、それに伴い河川工事も増えてポイントが減ってきているみたいです。