【2024/8/5】夕張川支流釣行

なんか私が住む安アパートの部屋の網戸に好都合な隙間があるらしく、毎晩確実に脚の虫刺されが一つずつ増えていきます。それもやたらかゆい。そしてなぜか右脚がお好きらしく方脚だけに7つの激痒スポットが点在しています。

寝るときに耳栓をしているもんだから、耳のそばで誘うように鳴らすヒィ~ンという羽音を聞くことができないので、発見退治することもできず、翌朝まで奴らはそのストロー上の口を伸ばして刺し放題吸い放題というわけです。

これも夏を身をもって体感していると言えるんでしょうかね。祭りも花火もキャンプもせずに釣り以外は自室に引きこもっているので、せめてものひと夏の思い出的なものとしてチュチュっとしてくれているんだろうか。

今回は近場の夕張方面の河川で釣りをした記録です。

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釣り人が欲しい情報

このブログはテンカラ釣りをそのメインコンテンツとしているため、できるだけお読みいただく方にとって有益な情報を掲載していきたいといつも考えていますが、テンカラ釣りの仕掛けや考え方、そのほかもろもろのことはすでに書き尽くした感があるので”ネタ切れ感”が否めず、こういった日々の釣行日記的なもので楽しんでいただけたらと尽力している次第です。

釣りをする人にとってもっともほしい情報とは何かというと、やはり”釣れる川とポイント”でしょう。検索から訪れる人もそれが目的でこのブログにたどり着いたはずです。

ここで一つそのポイント探しのヒントをご紹介しましょう。それはズバリ「ジムニーを探せ!」です。山間部の橋付近に停まっているジムニーの場所に注目する、それだけのシンプルな方法です。

ジムニー勢はほぼ釣り人、そしてプリウス勢はほぼ山菜取りというカテゴリ分けを私はしています。ジムニーが停まっている場所からは川に降りられるケモノ道が続いていることがほとんどなので、適当に山間の道を車で流しつつジムニーが停まっていたところを記録していくだけでポイントマップの完成というわけです。

グーグルマップにピンを打つ方法は以下で解説しております。自分だけのポイントマップを作って、仲間内で共有しても面白いと思いますよ。

これは決してフザケテいるわけではなく、見知らぬ他人の動向は非常に有益な情報になるので侮れません。ジムニーのほかに平成中期頃のパジェロ(ツートンカラーのやつ)も釣りガチ勢の割合が高いので要チェックです。次にスバル車全般でしょうか。

その車の傍からはいいポイントに降りていくケモノ道が続いていることでしょう。想像するだけでワクワクしますね。

夕張川某支流

6月後半からずーっと渇水気味で底が見えて魚の気配が消えていた夕張川某支流に入ってみました。住宅などがあるエリアを流れている川なので羆の心配もほとんどなく(完全にないとは言えないのが夕張のスゴイところ)遡行も楽なので釣りに集中できます。

朝一でポイント付近に車をとめ、とりあえず食料などを持たずに軽装で橋付近で様子をうかがってみます。するとすぐになかなかのサイズの虹鱒が水中でギラッと光ったのでついついのめりこんでしまって、ふと気がつくともはや脱渓できない地点にまで進んでしまっていました。

もうこうなると軽装のまま1区間釣りあがるしかないので気持ちを新たに水筒の水を口に含み釣りに再集中します。

このコンディションであれば40upも出るんじゃないかと、大物に警戒されないように過剰に身をかがめ漫画に出てくる泥棒のように抜き足差し足でポイントに接近し毛ばりをポトリポトリと落としていきます。

脛くらいの深さのところから尺前後のニジマスがポンポン出てくるので非常に面白いです。対岸の障害物をなぞるようにトップの毛ばりを流すと予想通りに魚の反応があるのでやめられなくなります。

そのまま3時間程釣りあがり脱渓地点に到着し一度車まで戻り装備を解いて、昼休憩がてら近くのほかの川で少しテンカラを振ってみますが、そちらはいっこうに反応がなく、もうこうなったらもう一度先ほどの区間でサイズアップを狙ってみようと思い立ち、同じ場所に車を止めて2回目の遡行を実施しました。

一度荒らしてしまったポイントにはどれくらいで魚が戻ってくるのか、人によって考えはマチマチだと思います。毛ばりの回収などでモロに歩いてしまった場合は半日は釣りにならないと考えています。バッシャンバッシャン派手なやり取りをしても同じでしょう。

静かなやり取り、もしくはアタリだけがあった場合は2~3時間で緊張状態は終わりまた食い気が戻ってくると考えています。これにはおそらく多くの人が同意してくださると思います。

最大で32cmと残念ながら狙っていた40upは出ず、さらに上流でダムの放流もしくは工事でもしているのか急に濁ってきたのでロッドを仕舞いちょうど川から上がれる場所があったのでそそくさと脱渓し車まで15分程度歩いて戻りました。

継続のコツ

オオハンゴウソウとトンボの時期になりました。

オオハンゴウソウと言えばあれですよね、「百万本のバラ」になぞらえ正ちゃんが蛍に大量に送り付けたあれですよ。

実はバリバリの外来種で旺盛な繁殖力を武器に在来種を駆逐してしまうので環境保護地区などでは抜き取りなどの対処を迫られます。正ちゃんはそういう意味もあってオオハンゴンソウを狩るという選択をしたのだろうか...今となってはわかりません。

正吉は純と比較すると、このエピソードからもわかるように気持ちを切らさず継続することができるナイスガイ、まっすぐな漢でしたよね。

モノゴトを継続することはとても難しく、私のような意思がペラッペラの人間には非常に困難なことの一つです。でもそこにはちょっとしたコツがありまして、それは「つまらない時に中断しない」言い換えると「楽しい時にこそ中断する」ことだと思ってます。

読みかけの本がそのままになったり攻略中のゲームが打ち捨てられたりする原因は、つまらなくなった時に中断してしまうから。つまらないものを再開しようとはなかなか思えませんしね。

世の中どんなものにでも楽しい時とつまらない時があります。どんなに面白い小説でもゲームでも仕事でも、ときにつまらなくなる瞬間が訪れるもの。強制するものが何もない場合、仕事ではなく趣味や遊びであった場合などは、たいてい手を止めるのはその対象がつまらなくなった瞬間になりがちです。

それを少し我慢して、面白くなり始めるまで頑張ってから中断すると再開の心理的ハードルがとても下がるので気合を必要とせずに自然に続けていくことができるのです。

だから、面白いなと感じたときに意図的に今日はここまでにしようと決断できるといいのですが、私もたぶんあなたも意志薄弱な人間なので面白い時はのめりこんでノンストップで続けてしまい、つまらなくなってくると「あぁ、つまんねぇな、ここまでにしとくかー」と手を止めてそのままお蔵入りとなるのが落ちなのです。

釣りに例えると、ボウズの日の夜に「もう釣りなんて行かねぇ!」と後ろ向きな決意をしがちですが、そこはグッとこらえて歯を食いしばって耐えに耐え次回の釣行に備え震える手でフックのアイにハリスを通しましょう・

読書であれば同時に複数冊を読むという方法が効果的です。楽しみを分散させておくと、一つにしがみつかずにいったん手を止める勇気が湧いてくる、そう思って実践しています。

釣行データ

天気と気温

  • 晴れ時々曇り
  • 現地最高気温28℃

釣った魚(尺以下は約寸)

  • 虹鱒8匹(最大32cm)

確認した野鳥

  • ウグイス(鳴)
  • カワラヒワ
  • スズメ
  • アオジ(鳴)
  • オオヨシキリ
  • エゾセンニュウ(鳴)
  • カワガラス
  • キセキレイ
  • ハクセキレイ
  • トビ
  • ハシブトガラス
  • キジバト
  • ヒヨドリ
  • アオサギ
  • カルガモ

上の画像、とっさのことでめちゃくちゃボケてしまいましたが、カルガモの親子を観察することができました。すでにけっこう大きくなっていますね。通常もう少しヒナは多いはずですから、半分くらいは何らかの理由で命を落としたのでしょう。

公園の池と違って外敵も多いし過酷な子育て環境だと想像します。その澄んだ瞳とひたむきさを見ると私にできることは何かないだろうかといつも考えてしまいます。と言っても、そっとしておくくらいしか無力な私にはできないので、しいて言えば釣りに行かないコト、河原に毛ばりを残さないコトくらいでしょうか。

そのほか河原にはアオサギやいつものキセキレイが尾をフリフリ佇んでいました。ウグイスはまだ飽きずにさえずりを続けています。2度目3度目の繁殖をたくらんでいるのでしょうか。ほかの野鳥のさえずりはすっかり止んで子育てシーズンもひと段落といったところ。

一度オオルリっぽいさえずりも聞きましたが姿を確認することはできず、耳にも自信がないので未確認情報ということで記載せず。

さて、次回は美唄、砂川方面を考えていますがその前にサイクリング記事を一つ書くかもしれません。またご訪問&お読みいただけますと幸いです。

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