今回は前から気になっていたけど一人だとちょっとヒグマが怖い札幌市内の渓流に釣り友と一緒に入りました。車に自転車を積み、向かった先は...
豊平峡ダム上流へのアクセス
国道230号線の中山峠を喜茂別方向へ、定山渓を過ぎて20分ほどで古くて長い定山渓トンネルを通過します。
そのトンネルを出て100m程行ったところ、左側に林道の入り口ゲートがあります。
このゲート、もちろん普段は施錠されているのですが、錠のナンバーが釣り人や山菜取りの人の間で共有されており、見ていると多くの人が当たり前のように車で入っていきます。
私と友人はもちろんナンバーなぞ知らなかったので、車に積んできた自転車でその先を進みました。
行きは30分ほどずーっと下り、帰りが思いやられる...でも歩くよりはだいぶ早い。
下りきるとそこは豊平峡ダムの上流部で、豊平川は漁入沢川、そして空沼沢川へと別れていきます。
この日は林道を降りきったところにある橋の付近で釣りをしてみました。意外と釣り人が多い…やはりみんな情報を持っているのでしょう。
岩盤がきれいな渓で水も澄んでいます。やはりダム下で合流する薄別川と似たような雰囲気です。イワナが潜むにはうってつけの大岩も連続します。札幌圏とは思えないダイナミックな渓相に期待も膨らみます。
なにが釣れるのか
同行の釣り友はフライフィッシャーで、ドライフライをその先端に結んでいます。
ドライフライでイワナが入れ食い状態です。
この日は風もなく、対岸の遠いポイントに次から次へとフライを落とし、バンバン釣りあげていきます。
私はもちろん、いつものテンカラ毛ばりだったのですが、まったく釣れません。ウーン、ふしぎだ...勉強になる。
水面より上と、水面直下は恐らく数センチの差しかないはずだけど、魚の目から見ると全然違って見えるのでしょう。
水面下の数十センチの差より、この浮かせるか浮かせないかの違いは大きい、という新たな発見がありました。もちろん、その逆の日もあるわけで、水面直下の私の毛ばりが入れ食いになったこともあるから面白いのです。
私は3時間でイワナ2匹、友人はイワナ10匹以上と終了間際に良型のニジマスを追加して、竿をおさめました。
まとめ:まだまだ入ってみたい川はたくさんある
帰り道は来るときに下ってきた分、坂道を登らなくてはなりません。
2人でハアハア言いながら自転車を押しながら歩いていると、余程われわれが疲れて見えたのでしょう、正面から車で来た釣り人が、親切にも林道ゲートの開錠番号を教えてくれました。
偶然知ったとのことですが毎年変わるので運もあるとのこと。確かに便利だけどここに入る際には今後も自転車でいいかなと思います。車両の入場規制していることには環境保全などの意味はあるだろうし。
今回は自転車ということもあり、帰り道の体力を残しておかないといけなかったので、あまり深入りはしませんでしたが、豊平川のさらに上流や、漁入沢川、空沼沢川などを含めるとこの豊平川の支流域にはまだまだ面白い川やポイントが存在しそうです。
また時間があるときに訪れて開拓をしていきたいです。