作業場はもともと洋室だったところを改装しています。石膏ボードの天井を落として屋根がむき出しの状態です。生活空間ではないので、プロに依頼せずに自分で断熱工事してみました。その顛末をご紹介します。
スタイロフォームを屋根裏に貼ってみた
昨年の冬、すがもれをしたので対策をする必要があり、屋外の屋根を工事するか、室内側の断熱をするかで迷っていました。
建物自体が相当古いので今更本格的に屋根工事を業者に依頼するのもちょっとなぁということで、応急処置的に自分で室内側から断熱工事をすることにした次第です。
工事と言っても垂木の間にスタイロフォームを貼っていくだけの作業、なんですが...既定の寸法では垂木間の寸法は405になるはず。
ですが、古い建物だからなのか、手抜き工事だったのか、詳しいことはわかりませんが、垂木の間の寸法がまちまちで間隔がすべて違い、さらに同じ垂木間でも両端で10ミリほど幅が違うところなんかもありました。
こうなると、ぴったり敷き詰めるのは至難の業です。
垂木の間隔が一定じゃない場合
試行錯誤して何とか貼り終えることができました。(最初の画像)
最初はスタイロを切って仮止めをした状態でシリコンシーラントで貼り付けようと考えていましたが、先ほども書きましたが、垂木の間隔が一定ではないのでやたらと効率が悪く他の方法を考えました。
それは、スタイロフォームの角材を作ってそれを押さえにするという方法です。以下の図のようになります。
この方法だとスタイロフォームの角材がしっかりビスで垂木に密着するので隙間も空きませんし、接着剤を使う必要もありません。ぱっと見もきれいに見えます。
さらにスタイロフォームをアバウトな幅でカットできるのでいちいち計ってぴったりを狙う必要もありません。我ながらナイスアイデアだと思うのですが、専門家じゃないのでわかりません。
断熱をするときに最も大切なことは隙間を作らないこと、と知り合いの大工さんが言っていたので、それはクリアできていると思うのですが。一冬様子見ということで...結果は真冬に、実害の形で現れるかもしれません。
効果はあったのだろうか
残念ながらはっきりとした効果はありませんでした。
今回は20ミリ厚を使用しましたが、40ミリなどもう少し厚いものを使えば効果はあるかもしれません。
ですがこの方法だと、どうしても空間ができてしまうので、今回のようなケースだとグラスウールなどを垂木の上から全面を覆うように取り付けるのが確実なのでしょう。やはり確実な工事はプロに任せるべきですね。
わかっていたことですが、よい経験になりました。