ファイナルファンタジーIII(FF3)は、数あるシリーズ作品の中でも高い難易度を誇る名作です。この記事では多くのプレイヤーが全滅の憂き目にあい、幼心に深い傷を負ったトラウマモンスターをご紹介していきます。
ネプト竜
戦う必要のない初見殺しの罠
バイキングのアジトを抜けて船にのり外海に出ようとすると遭遇するのがこのネプト竜です。圧倒的な攻撃力で多くのプレイヤーに負けイベントかと錯覚させるほどの絶望を与えました。実際はこのモンスターと戦う必要はなく、北にある神殿のボスを倒せば自動的に消滅するのです。しかし、アジトの住人の話を聞いて直感的に倒そうと思い立ち、興味本位で船に乗って全滅してしまうケースが後を絶ちませんでした。
倒しても倒せない仕様
ピクセルリマスター版に追加されたブースト機能などを駆使すれば、破格の強さを誇るネプト竜を倒すこと自体は可能なのです。しかし、倒してもその場に再出現する仕様になっており、絶対にその先へは進めないよう作られています。無理をして戦う意味は全くないが、どうしても戦いたい場合はモンスター図鑑から挑戦してみてもよいでしょう
ガルーダ
逃げ場のない街での強制戦闘
サロニア城で戦うことになるガルーダは、多くのプレイヤーを絶望させた本作屈指のトラウマボスと言えます。ガルーダを倒さない限りはサロニアの城下町から一切出ることができないため、街の中でセーブデータを上書きしてしまうと、戦いに勝つか最初からゲームをやり直すかの二択を迫られる点も凶悪たる所以です。
雷の一撃と竜騎士による攻略法
ガルーダが使う「かみなり」は全体に約400のダメージを与えてきます。ストーリーをそのまま進めてサロニアに到達した時点のプレイヤーの体力は600前後が普通のため、一発受けるだけで体力のほとんどを削られて壊滅状態に陥ります。雷を軽減する装備も街では手に入りません。
攻略の唯一にして最大の王道は、味方全員のジョブを竜騎士に変え、弱点である風属性を突く固有コマンドの「ジャンプ」を一斉にくり返すことです。タイミング悪く着地際にかみなりを受けないよう祈りつつ、全員のジャンプを2回ずつ当てることができれば勝利を掴めます。竜騎士が唯一輝く戦闘がガルーダ戦なのです。
アズリエル
物理攻撃に反応する分裂能力
古代遺跡に出現するアズリエルは、プレイヤーの物理攻撃を受けることで分裂し、数を増やして襲いかかってくるとても厄介なモンスターです。最初は2体か3体ほどの少なさで出現するため一見すると余裕で倒せそうに思えます。しかし、分裂の仕組みを理解していないと、気づいた時には画面上限の9体まで増殖してしまい、一気にパーティーが壊滅状態に追い込まれます。
対策とリマスター版での強化
アズリエルへの対策としては、黒魔道士のシェイドで麻痺させたり、白魔法のサイレスで沈黙状態にしたりして増殖を防ぐ方法が効果的です。ただし、ピクセルリマスター版ではこれらの魔法の命中率が下げられているため過信は禁物。ファミコン版では増殖するだけだった能力が、今作では分裂も行うように変化しており、さらにタチの悪いトラウマモンスターへと強化されています。
イーター(海底洞くつ)
逃走不可能な絶望の増殖戦
古代遺跡などに現れるイーターはアズリエル同様、最大9体まで増殖および分裂を繰り返す特性を持っています。特にプレイヤーが恐怖を感じるのが、ストーリーの進行上は立ち寄る必要のない海底洞窟の宝箱を調べた時です。この戦闘ではコマンドの「逃げる」を選択することができない仕様になっています。そのため、逃げようとしてターンを無駄に消費している間に、イーターが次々と増殖して押し切られるパターンが多発します。
準備不足が招くゲームオーバー
海底洞窟へ向かう時点では暗黒剣を入手していないため、分裂を防ぐ攻撃手段が魔法に限定されてしまいます。レベル20前後の状態で十分に準備をせず挑むと、イーターから受ける一撃の重さもあり、回復が間に合わずに全滅します。どうしても勝てないと感じた場合は無理をせず、モンスターの出現しない宝箱からアイテムを回収してストーリーを先に進めるのが賢明でしょう。
アーリマン
強烈な全体魔法と自己回復
ラストダンジョンである闇の世界で戦うアーリマンは、ラスボスを弱体化させるために倒さなければならない4体のボスのうちの1体です。その4体の中で最も高い体力を持ち、戦闘開始直後に放ってくるメテオをはじめ、その後も2ターンおきにクエイクやメテオを乱発して全体に甚大なダメージを与えてきます。さらに、途中でケアルガを唱えて自身の体力を約5000も回復させるため、必然的に長期戦へと引きずり込まれていきます。
回復役の確保と攻略法
アーリマンの猛攻を耐え抜くためには、全体回復を行える導師や賢者といった強力なヒーラー役を1人以上は確保する必要があります。じわじわと追い詰められる戦いの中で、敵の攻撃が物理攻撃やファイガといった比較的ゆるい行動に変わったタイミングを見計らって体制を立て直すのが基本。リフレクを使ってケアルガによる回復を反射する戦術もありますが、こちらからの魔法攻撃も通じなくなるため一長一短でしょう。
ザンデクローン
ランダムな行動順が生む事故
闇の世界の宝箱に潜むザンデクローンは、本物の魔王ザンデとほぼ同じ行動パターンを持つ強敵です。ファミコン版では一撃必殺の即死魔法(デスなど)が効いたため簡単に処理できましたが、ピクセルリマスター版では全てのステータス異常が無効化されています。敵の行動順はランダム要素が強く、こちらの先手を打って全体攻撃を連発してくることもあるため、体力が満タンの状態からでも一瞬で全滅させられる危険を孕んでいます。
王道の攻め方とトルネド
基本的には無属性魔法や高火力の物理攻撃で大ダメージを与える正攻法が王道となります。また、エウレカで忍者を解放していれば、専用武器の手裏剣を投げて一気に体力を削る方法も有効でしょう。体力を1桁にできる白魔法トルネドが効くという抜け道もありますが、敵の精神ステータスが高いため成功率は低めです。トルネドは絶望的な状況に追い込まれた際のギャンブル要素として割り切って使うのが良いでしょう。
魔王ザンデ
無意味なライブラやめました!
クリスタルタワーの頂上で待ち受ける魔王ザンデは、ピクセルリマスター版で行動パターンが大きく変更されたことによりトラウマモンスターへと変貌しました。旧作では行動の合間にライブラを挟んできたためそこまで強く感じませんでしたが、今作ではそれが排除されています。その結果、ファイガ、ブリザガ、サンダガといった上位魔法や、メテオ、クエイクなどの強力な全体攻撃を容赦なく連発するようになりました。
挑む前の装備調達と編成
この段階のプレイヤーの最大体力は2000から3000程度であることが多く、1000から1500以上のダメージを受ける全体魔法の連発は脅威そのものです。ファイナルファンタジー3には魔法ダメージを軽減するシェルが存在しないため、常に全体回復を意識しなければ崩壊します。ザンデに挑む前に禁断の地エウレカへ寄り道し、武器や防具、魔法をしっかりと整えた上で、ヒーラー役を2人以上編成して安定感を高めるのがおすすめです。
暗闇の雲
圧倒的な威力の「波動砲」
ファイナルファンタジー3のラスボス「暗闇の雲」。その代名詞とも言えるのが、全体に壊滅的なダメージを与える「波動砲」です。闇の世界で4人の戦士たちを解放して弱体化させた状態であっても、全体に約1500ものダメージを与えてくるため、ヒーラーをフル稼働させなければ一瞬でゲームオーバーとなってしまいます。
長期戦の物資確保と手裏剣連発
高い体力を誇るため普通に戦うと時間がかかり、戦闘の途中で魔法が切れてしまうおそれがあります。レベル42程度が撃破の目安と言われていますが、MPを回復できる貴重なエリクサーをクリスタルタワーに出現するドラゴンたちから事前に集めておくなどの準備が必要です。
どうしても勝てない場合は、エウレカの最下層で大金をはたいて「手裏剣」を大量に購入し、戦闘中に投げまくるとあっけなく倒すことができるでしょう。

