ソフトの概要
「トランスフォーマー コンボイの謎」は、1986年12月3日にタカラ(現・タカラトミー)から発売されたファミコン用横スクロールアクションゲームです。
当時、玩具やアニメで大ヒットを記録していた「戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマー」を題材にしており、プレイヤーは新リーダーのウルトラマグナスを操作して激しい戦いに挑みます。
ロボット形態とトラック形態(ビークルモード)を切り替える原作さながらの変形システムを再現し、61万本ものセールスを記録しました。が、その実態はあまりにも不条理かつ過酷なゲームバランスとなっており、のちにアニメの公式セルフパロディで「61万人を不幸にした」とまで言い放たれた、ファミコン界を代表する「クソゲーの一等星」として今なお語り継がれています。
そんなトランスフォーマーコンボイの謎の現在の市場価値は、箱説付き美品で6900円です。駿河屋での買取はこちらから→ファミコンソフトトランスフォーマー コンボイの謎
ヤフオクでは100~10000円で取引されています。
クソゲーの理由
開始1秒で死ぬ
多くのプレイヤーが最初のトラウマを植え付けられるのが、ゲームが始まった直後の「ステージ1のスタート地点」です。敵が放つ弾が「白の2×2ドット」とあまりにも小さく、背景の星に紛れてほとんど目視できません。
開始と同時に突っ込んでくる敵(ジェットロン)は、人型自機の銃口よりも微妙に背が低くなっていて、こちらの攻撃が一切当たりません。
これら仕様により、初見プレイでは「コントローラーを握ってゲームを開始した瞬間、何が起きたか分からないまま爆発して残機を失う」という理不尽すぎる洗礼を受けることになります。もうこれだけで嫌になる。
かすっただけで死ぬ
自機のウルトラマグナスは巨大なロボットですが、耐久力は一切ありません。敵の本体はもちろん、前述の見えない極小の豆弾に一発でもかすっただけで、容赦なくその場で木っ端微塵に爆発(即死)します。なにもそんな勢いよく爆発しなくても…
一応、3回まで耐えられるようになるバリアアイテムも存在しますが、敵の猛攻が激しすぎて焼け石に水状態です。このあまりのマゾ具合に、当時は『コンボイのマゾ』という不名誉な愛称まで定着したらしい。
脆いパワーアップアイテム
ステージ中には自機を強化したり、2周目でロディマスコンボイを使用可能にするための貴重なアルファベットのパネル(パワーアップアイテム)が出現します。
しかし、これらの有益なアイテムは、なんとプレイヤーが放った弾で消滅(破壊)してしまいます。一方で、プレイヤーを弱体化させるパワーダウンアイテム(Dマーク)は攻撃しても絶対に壊れないという、悪意に満ちた仕様になっています。
そんなにクリアさせたくないなら、いっそのこと発売しないでほしい。
ノーヒントで1/729
後半のステージ9は、迷路のような無限ループ構造になっています。これは販売年が近いスーパーマリオのクッパ城にも使われたギミックなのですが、このゲームでは正しいルートを判別するためのヒントが無いばかりか「3択のルート分岐」が「6連続」で続きます。
正解のルートパターンは実に729通り。当時の子供たちが攻略本なしで突破するのは、確率的に実質不可能な領域の嫌がらせでした。知っていないと突破は無理なステージです。そしてその知る方法が当時はありませんでした。
ボスは空気
これだけ道中の難易度を跳ね上げている反面、各ステージの最後に待ち受けるボスキャラクターは拍子抜けするほど弱いです。
ステージ1・2はただの固定オブジェクトのような謎の機械で、適当にジャンプ&連射しているだけで沈みます。
さらに後半からはメガトロンなどの人気デストロン戦士が登場しますが、グラフィックこそ変わるものの攻撃パターンや弱点はすべて中盤の「デストロンのマーク(エンブレム)」の使い回しという適当さ。

