ソフトの概要
『ドラゴンズレア』は、1991年にEPIC・ソニーレコードから発売されたファミリーコンピュータ用アクションゲームです。1983年に海外で大ヒットしたアーケードゲームの世界観をモチーフに作られたもの。見た目通りの洋ゲーです。
原作の最大の特徴であった美しくなめらかに動くアニメーションをファミコンのドット絵で見事に再現しており、グラフィックの質の高さと挙動は非常に高い評価を得ています。
しかし、そのこだわりが裏目に出てしまい、ファミコン屈指の理不尽さを誇る「伝説のクソゲー」としてゲーム史に名を残すこととなりました。
そんなFC版ドラゴンズレアの現在の市場価値は、箱説付き美品で31000円と高騰しています。駿河屋での買取はこちらから→ファミコンソフトドラゴンズレアー
オークションでは裸ソフトの状態でも10000~15000円で取引されており、今後さらに値上がりが見込まれます。
クソゲーと言われる所以
もっさり感
グラフィックの滑らかさを追求した結果、主人公の動きが非常にゆったりとしており、移動・攻撃・回避のすべてにおいてプレイヤーのボタン入力からワンテンポ遅れて行動するというアクションゲームにとって致命的な弊害が生まれています。
とっさの回避や素早い攻撃がほぼ不可能なため、操作していて爽快感が全くありません。直感的な回避は不可能なため、ひたすら死に覚えする攻略になっています。
一瞬で骨になる
主人公のグラフィックが画面の3割を占めるほど大きく描かれており、それに加えて全身にびっしりと当たり判定が存在します。それにもかかわらず、道中の敵や罠のほとんどが「一撃触れただけで即死(白骨化)」する仕様です。
しゃがむと逆に横の当たり判定が広がって被弾しやすくなるなど、プレイヤーに不利になるいじわるな仕様が詰め込まれています。一応ライフゲージは存在しますが、大半が即死トラップなため全く機能していません。
城に入れない
ゲーム開始直後のステージ1は、橋を渡って門番のドラゴンを倒し城の扉に入るだけのスクロールしないわずか1画面のエリアです。しかし、以下のトラップにより、城に入る前にゲームオーバーになるプレイヤーが続出しました。
- 立ち位置が悪いと一瞬で落ちる橋
- 攻撃しようと立ち上がった瞬間を狙って炎を吐くドラゴン
- ドラゴンを倒さないと扉に触れただけで即死
ほしくないアイテム
主人公はアイテムを拾うことで武器を切り替えられますが、初期装備である「短剣」もアイテムとしてステージに配置されています。
一番使いやすい「斧」を持っている状態のとき、絶妙に邪魔な位置に置いてある「短剣」に誤って触れてしまうと、性能の低い初期武器へと強制的に弱体化させられます。プレイヤーへの純粋な嫌がらせとして機能しています。
普通のゲームでは、こういうアイテム類は一定時間で消えるようになっているもの。そういった当たり前の配慮がなされていないのがこのゲームの特徴です。
やり直しエレベーター
ゲーム中盤に登場するステージ間移動用のエレベーターは、どの階が次のステージに繋がっているかのヒントが一切ありません。またエレベーターから飛び移る際も少しタイミングが合わないと即死するという鬼畜さ。
間違った出口から出てしまうと、せっかくクリアした前の鬼畜ステージへ強制的に戻されるという最悪の罠が仕掛けられています。おまけにコンティニューも存在しないため、ゲームオーバーになればすべてが最初からやり直しになります。

