モンスターズ史上最悪の評判となってしまった『ドラゴンクエストモンスターズ3(DQM3)』。なぜここまで厳しい意見が集まってしまったのか、ユーザーのコメントを基に徹底考察します。
DQM3が不評となった主な原因
モンスターが少ない
本作で仲間になるモンスターは全部で526体です。過去作の『ジョーカー3プロ』の726種類や、『イルルカSP』の903種類と比較すると400体近くの差があり、最新作としてのボリューム不足が目立ちました。
また、歴代モンスターズのラスボスが実装されておらず、本作のラスボスである「ランディオル」や新モンスターの「エスターク・ジュマ」すら配合で作ることができません。最高ランクであるXランクのモンスターもわずか7体しかおらず、配合がすぐに終わってしまう点も不満として挙げられています。
『ドラクエ4』原作の否定
本作は『ドラゴンクエストIV(DQ4)』のパラレルワールドを舞台に、ピサロやロザリーの物語が描かれています。しかし、原作とは異なる展開が多く、キャラクターの印象も変わってしまっているため、DQ4のファンからは「なぜこうなった」と受け入れられず、途中でプレイをやめてしまう人が続出しました。
ナンバリング作品の世界観に無理に落とし込もうとした結果、設定の辻褄合わせが難しくなったと考えられます。ピサロをいい人に仕立て上げたいという制作側の謎の意図も感じます。
ボリューム不足
クリア後のやり込み要素が「ランクマッチ(対戦)」と「図鑑埋め」くらいしか用意されていません。ストーリー自体も短く、過去作のようなイベント限定モンスター(クリアや撃破で仲間になるキャプテンクローやエスタークのような要素)も存在しません。
一応「連戦クイックバトル」というコンテンツはありますが、難易度が低すぎてやり込みとは呼べず、長く遊べる「勝ち抜きバトル」のようなコンテンツを求める声が多く上がっています。
その他の不満要素
システム面や演出面でも多くの不満が寄せられています。具体的には以下の通りです。
- モンスターのサイズ制限:過去作にあった3枠・4枠の巨大サイズモンスターが廃止
- バトルの単調さ:「チェンジ」や「リバース」といった戦略的な特技が消え、バトルがシンプルすぎる
- 魔王・Xランクが弱すぎる:配合の手間に見合った性能になっていない
- 演出の地味さ:攻撃モーションが地味で、グラフィックもしょぼく見える
次回作に期待する改善要素
モンスター数とやり込みの復活
次回作でユーザーの期待に応えるためには、最低でも『イルルカSP』と同水準である900種類以上のモンスター数の確保が必須でしょう。歴代のラスボスや新獣などの人気モンスターを網羅し、すべて配合で作れるようにすることが望まれます。また、イベント限定モンスターや勝ち抜きバトルといった、やり込めるコンテンツの復活も求められます。
世界観の構築と長期的なアップデート運用
ストーリーに関しては、ナンバリング作品のシナリオに寄せるのではなく、従来のように「モンスターズ独自の世界観」で勝負すべきです。
さらに最も重要な点として、発売後の定期的な無料アップデートやDLCによるモンスター・コンテンツの追加が挙げられます。『モンスターハンター』や『ポケモン』のように、発売後も長期的にユーザーを飽きさせない運用体制をスクエニ側にも期待したいところです。
総評:DQM3はクソゲーだった?
ネット上では厳しい酷評が目立ちますが、システムが複雑すぎずバトルもシンプルなため、モンスターズシリーズの「初心者」には非常におすすめしやすい作品です。
定価で購入するとコストパフォーマンスの悪さを感じるかもしれませんが、現在はセールでの半額購入や、中古であれば2,000円前後で手に入るため、値段を考えれば十分に楽しめるクオリティとなっています。評判だけで食わず嫌いしてしまうのはもったいない作品です。

